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メイズでもないランナー『メイズ・ランナー 最期の迷宮』※ネタバレあり

『メイズ・ランナー 最期の迷宮』

まず先に結論から言わせてください。
かなり面白かったです。

OPからかなりスピード感のあるスタートでかなりハラハラしました。
そして、丸腰同然に近い主人公メンバーたちの連携プレイで
敵を圧倒し仲間たちを救い出しつつ出し抜く様はまさに爽快!
これしかも今回この連携がラストまで続きます。
悪く言えばわかりやすさなんですけど
いいところにツボを刺激してくれるので、すごく気持ちがいいです!
所謂、これがメイズランナーのランナー部分。
ストーリー的な”疾走感”・素晴らしいです!

“1”で迷路から始まり”2”でゾンビ系を経由しての“3”完結篇“3”完結篇“2”でメイズ(迷路)ではないから見るのやめるなどのレビューを見てきましたが、“2”まで見て”3”見ないの勿体無いので見てください!!笑
"2”まで見て”3”見ないの勿体無いので見てください!!笑
“2”は確かにもやっとしちゃうんですよね、
それに加え“1”は迷路が面白くて見るのにまさかのゾンビというね。

それはわかります。

けど、シーズンもののドラマ仕立てなので、全てはフィナーレに向けての前2作なので、最後も見て決めるのが良いかなって思います!

ただ、これ初見さんにはかなりきつい。
というのも、OPでも全二作の下りを何も語らないw
いや、潔いんですよ。いいんですけど1作目のキャラ出てくるのに
予習してない人にもきついかも。
けどこの選択はアベンジャー4にも言えることかもしれないけどこれは監督褒めたい!

映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』2分でわかるメイズ・ランナー
一応こんなのあるみたいなので貼っときます。
監督は観客捨ててでもクオリティ優先にしたけど配給元はそうはいかないよね笑

まあ、話戻すと

結局メイズランナーってなんやったん。
ここに陥ります。
「メイズランナー」とは、ジャンプ漫画と同じ類のものです。

一作目は巨大迷路とサバイバル系を織り交ぜた、
古典的かつアメリカンドラマ系のサスペンスエッセンスを取り入れた映画。
二作目は一作目で引っ張ったサスペンスの"謎"に捕まり逃げ、、そびれ復讐を誓う映画
三作目は、どんな時も諦めず仲間を助け復讐を遂げ、、ます?

この主人公は常に無鉄砲です。
周りの奴らから「作戦は?」いつも聞かれますが、
記憶の限りだと「まともに説明してるシーン見たことないぞ」と。
そうなんです。
主人公は”背中で見せる型:無鉄砲で友情に熱いヤツ”なんです。

なので、シリーズを通して見るゾンビ系ジャンプ漫画
(映画になるとストーリーおざなりになるので漫画と称しておきます)
一作目が謎を推しすぎたせいで観客からのクオリティを求められすぎるけど
ゾンビ映画の入りとしてハナっから見るぶんはすごいおもしろいと思う。
だから、タイトルが勿体無い。なぜそのチョイスって感じ。アイディア先行型の映画なんだろうなって思う。

残念ポイントとして
どうしても許せなかったのが、
なぜかゾンビになった仲間がナイフを使って主人公を襲ってきたのか。
知性があるゾンビ設定じゃなかったのになぜか急にナイフを持って遅いかかってくる。
そして、それを利用されてか自分の意思を取り戻してか胸を一差しで死ぬ。
これはさすがにご都合展開すぎやしませんか。

そして、前にも述べた通り
これは友情に重きを置いた映画なのだが、
それまでに友情を深める描写が浅いなと。
それがないせいか突如現れる妙なBL感。笑

あと、なぜかすんなりと入れた敵基地。
入り口知ってるとは言え、最後に迷宮感/迷路感少し描写として見せて欲しかったなあってのはメイズ一作目からの感想。タイトル・・もったいないよ!!泣

最後に
タイトルで損してる話をしたと思うんですけど
これ、一作目でほんとの迷路(メイズ)をランしてるから
メイズランナーの印象が強いんですけど、
シリーズ通して主人公は彷徨ってます。いい意味でも悪い意味でも。
主人公は一見自分の芯を曲げないでひたすら助けたり真相を暴こうとしたりするんですけど、
周りにいる人の手玉で転がされてまっすぐ歩けてないんですよ。
そういう意味での心理的メイズラン。
面白さ伝わるかわからないですが、オススメシリーズです。是非劇場で!

追伸
ブレンダ可愛すぎます。
こんな可愛かったけってのはおそらく月日の問題ですね。これに限らず他の演者にも映画としての月日が出ていてコクが出ていたかと。主人公の怪我は表に出ましたね

#映画 #感想

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