一番きついのに繰り返す失恋の仕方は、相手がストレートだから、つまり相手が好きになるのは男だから、どうにもならないのに好きになって、その、どうにもならないこと自体に苦しむってやつ。
もちろん、たまに、大丈夫になる相手もいるけれど、そうそうそんなことばかり起きるわけでもない。特に、それなりに若い時には、現代なら40歳代くらいまでは子どもが産めるから、欲しくなって、生殖可能な男に乗り換えられたりする。
そういう無理な相手を好きになった場合には、気持ちを心の奥の奥に押し込んで、感じないようにする。しかし、何かをきっかけに気がついて、あり得ないほど苦しむ。今回もそう。
加えて、今回は、初めて、何とかしてみよう、というか、まぁ、そんな感じ、だった。仲違いしたのは、それとは関係ないことで。なので、何だか、二重に上手くいかなかったと思って、辛いんだと思う。
それと、多分経験したことのない仕方で、相手が差別に加担しているのを、私が指摘したので、キレられたと思う。ホワイトフライジャリティに書いてある、ありがちなやつね。それについて知ってるはずなのにと思って、私は余計にショックだったと思う。
たぶん、この人がそんなこと言うなんて、とか、するなんて、という失望なんだろう。
昨日、辛くなり泣いたし、随分苦しんだのに、また、一日が終わるくらいに、思い出して、また苦しんでいる。グリーフしている。傷ついた気持ちをきちんと感じられるようになったから、感じることで、消化しているの。
もう、気がつかないうちに、あり得ないくらい気持ちを押し殺している、というような経験の仕方は、やめる。やめられそう。サクッと伝えて、振り切って、さっさと次に行く。
だから、最後のグリーフ。
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