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『要点をしっかりホールド(コミュニケーションのジェンダー差 4? )』

どんな通しのタイトルをつけたか、もはや忘れてしまいましたが、

1 基本的にメンチを切る
2 挨拶は頷き合い
3 コンフォーメーションなし

に続く、男性的コミュニケーションの記述の4つ目です。

基本的に一人にして放っておくのが前提だけれど、要点はきっちり押さえてサポートし合う、そのやり方について。

女性の住む用の家で、どうしても上手くいかないことが多かったのは、互いの様子を日々気遣い、予定を把握し合う、みたいなコミュニケーション。これを日々こなさないと、いざという時、アイツそもそも仲間じゃなかった、ということになり、外される。日本的には、一緒にトイレに行けないと仲間はずれ、にされるコミュニケーションの延長、というか、私にとっては、ほぼ同じこと、である。

一言で言うなら、私には無理。いちいち面倒で続けられない。

第一、何のために必要なのか分からない。誘拐とか何かあったら困るから、というのとは関係のない理由で行われている度合いが高い。度合いとしてね。

一方、メンズハウジングに移動して楽なのは、ミニマムさえ把握してれば、後は別に大丈夫なことは、すでに書いたが、これに加えて重要なのは、基本は単品行動なので放っておく、しかし思い出したり、思いついたりした時に何かのオファーをし、いざ助けの求めがなされれば、それなりに全方位的に即対応、という一連のルールの存在だと思う。

これの、楽さとサポート感がたまらん。サポートっていうより、ホールドって感じ。余計なことを言うと(しかもステレオタイプを使って)女性にとってのスポーツブラ、男性にとってのボクサーパンツ的何か、でしょうよ。

これに遭遇して涙すると、連想的に、人生の中で沢山出逢ってきたアニキ達を思い出します。という感じ。もちろん、そういう感じでない人たちも、たくさんいますが、ね。私のアニキにはカウントされないだけ。

ここのところルーミーが入れ替わるのに、人が見にきたりしていたけれど、大体ルームメイト同士も互いのことをざっくりとしか分かってないし、新しい人への評価も、大丈夫な人、キレイ好き、あとクール、くらいの3点により確認されていたが、勘どころが良いので、大概大丈夫。

大丈夫とクールという二項目の中の細目の中の何をどう確認しているかを、いちいち細かく言わないだけで、的確な区別で、個別に考えられてて、かなりの精度で判断されている。

そういうのを「野生の勘」みたいな名付けにして、「女は細かい」みたいな雑な括りで、適当な比較をするから、話が飛躍に飛躍を重ねて、結果、誤解が誤解を生むって話だ。むしろ、コミュニケーションの取り方の(あくまで)傾向の違いにより、違う内容の違う種類の確認がされているように、まとめられてしまいがち、ってことのように、思います。しかし、ここで注目し指摘したいのは、手続きの有り様、ですね。

(もちろん、傾向でしかないので、女でも男前なルーミーとは、大概、ろくに話もしないけど、困った時に即対応サポートをし合う仲になります。シスゲイ男性とこのタイプの女性は、同系統の強い味方です。それを、男前の、と、名づけたくなる理由は、また別稿に譲りましょう。)

つまり、一緒に住む人が困った存在だと、特にクイアはいちいち色々困りまくるので、それなりの精度で、ジェンダーに関わらず、確認がなされている、ということです。でも、その手続きが、違うということのようですわ。

このシリーズでは、特に、違いがそれなりにあるということは、これまた事実なので、それに焦点化してる、ということです。しかし、それが全てではないというのは、当たり前のことです。「生物学的な理由」によるかどうか確認するのは、それが何なのか自体に加えて、確認の手続き的にも難しすぎます。そういうものが、生物学それ自体も基盤とする科学的手続き、というものの在り方です。

ちなみに、私は家では男性名で、三人称は彼を使用してますが、その方が互いに面倒がないからです。ナーバスになると過敏になり細かくなってしまいますが、リラックスできて、細かいこと気にされなければ、ざっくりしてる方が楽だし、それで全く問題ない、というのが本当のところです。

それでは、また次の違いを見つけたらご報告しますね。


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