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アライグマの駆除はかわいそう?被害の実態や害獣を捕獲する方法・業者を紹介

  • アライグマを駆除するのはかわいそう?

  • アライグマはどんな被害を出している?

  • アライグマやハクビシンなどの害獣を捕獲・駆除する方法は?

多くの方はアライグマを見たときに「ビジュアルが可愛らしい動物」というイメージを持つと思います。

しかし、実際のところ野生のアライグマは凶暴な動物であり、害獣の一種です。多くの自治体で駆除すべき対象の動物として扱われています。

アライグマの見た目から「駆除するのはかわいそう」といった意見もありますが、被害を受けている方がいる以上、駆除は仕方のないことと言えます。

ここでは、そんなアライグマによる被害の実態やアライグマを捕獲・駆除する方法などを詳しくまとめました。

また、アライグマの駆除に対応した専門業者も紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。


アライグマは特定外来生物に指定されている害獣の一種

アライグマは「特定外来生物」に指定されている動物です。

特定外来生物とは日本古来からの生き物ではなく、海外から持ち込まれた生き物たちを指します。

そもそもアライグマは北米大陸に生息する野生動物で、日本には動物園での展示・ペットとしての飼育を目的として輸入されました。

かつてペットとして飼われていたアライグマが逃げ出したり、捨てられたりしたことで野生動物化していったという経緯があります。

なお、現在は特定外来生物に指定されているため、一般家庭でアライグマを飼育することはできません。

もしも家の近くで野生のアライグマを発見した場合には、無闇に近寄らず専門の駆除業者や自治体に連絡をしてください。

「アライグマの駆除はかわいそう」とは言えない被害の実態

引用:農林水産省

2010年ごろになると、野生化したアライグマの増殖により駆除する頭数も増え、その殺処分の現場を報じられることが多くなりました。

実際に捕獲されたアライグマは以下のような形で処分されます。

これまでは捕獲すると、捕獲用のケージごと用水路やため池などに沈めて水死させたり、食物や水を与えず衰弱死させたりしていた。7月下旬以降は、二酸化炭素を送り込んで窒息死させる方法に切り替える。

朝日新聞デジタル|アライグマ殺処分、現場の苦悩「何度やっても心が痛む」

こうした処分の仕方に対して「かわいそう」という声がたくさんあがっているということです。

たしかに動物を殺処分するのは心苦しいのですが、アライグマをそのまま放置しておくわけにもいきません。

ここではアライグマが人間の生活に与える影響や実際の被害をまとめました。

①農作物・畜産物の被害

アライグマは雑食性の動物なので、野菜・果物から肉・魚まで何でもエサとします。

令和4年度のデータでは、アライグマによる農作物の被害金額は5億円(全国)を超えていて、前年の令和3年度より0.4億円増えているといった状況です。

特にメロンやスイカなどの農家は被害が深刻で、アライグマの対策に追われています。

また、畜産農家や魚の養殖場に忍び込んだアライグマが鶏や魚を勝手に食べて荒らしていくといったケースも珍しくありません。


仮に零細農家の場合、数十万円分の農作物を食べられてしまえばそれだけでも経営が困難になります。


こうした被害が拡大すると各農家や養殖場が廃業に追い込まれてしまうため、自治体ではアライグマの駆除や捕獲をおこなっているわけです。

②生態系の被害

外来種であるアライグマが増えると、国内における生態系のバランスが崩れる恐れがあります。

いまのところ重大な被害は報告されていませんが、北海道に生息するエゾサンショウウオやニホンザリガニ、神奈川県に生息するトウキョウサンショウウオといった生物が実際に捕食されているため、野生化したアライグマが今後さらに増えればどうなるかは分かりません。

こうした観点からもアライグマは害獣として扱われています。

③生活衛生の被害

アライグマが引き起こす問題は人間の生活にも無関係ではありません。

都市部から離れたエリアでは野生のアライグマが民家の屋根裏や床下に忍び込み、衛生面を悪化させるといった被害が出ています。

屋根裏や床下に巣を作ったアライグマは、その場で糞尿を垂れ流すため異臭が生じます。

また、衛生環境が悪くなると増えるのがゴキブリ・ムカデ・クモ・ダニ・ノミといった害虫です。加えてシロアリが増殖すれば、自宅の建材にも大きなダメージが残ってしまいます。

補足:人間が感染症に罹るリスク

アライグマを呼び水として自宅の中、屋根裏、床下などに害虫が増えると感染症に罹るリスクが増えてしまいます。

また、野生のアライグマは様々な病原菌や寄生虫を宿しているため、身体に触れることは大変危険です。

噛まれたり引っ掻かれたりした場合には傷口から何かしらの病気に感染する恐れがありますので、絶対に近寄らないよう注意してください。

アライグマやハクビシンなどの野生動物を捕獲・駆除する方法

ここからはアライグマやハクビシンといった野生動物を捕獲・駆除する方法を解説していきます。

アライグマと同じように駆除対象となっているのがハクビシン・タヌキ・イタチといった害獣です。

どれも自宅に侵入してくる可能性がありますので、予防としての対策を講じる上でもぜひこちらを参考にしてみてください。

忌避剤を使って追い出す

ネット通販サイトやホームセンターには野生動物用の忌避剤が並んでいます。

忌避剤には特定の動物が嫌がるニオイが含まれていて、その場からアライグマやハクビシンなどを追い出す効果があります。

仮に屋根裏や床下に侵入されそうな家屋であれば、被害が出る前に忌避剤を設置しておきましょう。

捕獲機で捕まえる

自治体から許可を得ている場合は捕獲機を使ってアライグマやハクビシンなどを捕まえることができます。

野生動物用の捕獲機には色々な種類とサイズがありますので、被害に遭っている害獣に対応したものを選びましょう。

近年、アライグマの生息頭数が増えており、町内でも農作物等への被害が報告されています。アライグマは気性が荒く、近づくと噛みつくこともあり大変危険です。町では、人への攻撃や家屋に侵入されるなどの被害を防止するため、アライグマの捕獲器の貸出しを行なっています。

千葉県九十九里町HP|アライグマ捕獲器の貸し出しを行っています

ご覧のように自治体によってはアライグマの捕獲機を貸し出しているところもありますので、市役所や町役場のホームページを一度確認してみてください。

補足:許可を得なければアライグマの駆除はできない

アライグマは「鳥獣保護管理法」の対象になっている動物です。

同法の対象になっている野生動物を許可なく捕獲や駆除することはできません。

つまり、許可を持たない一般家庭の自宅にアライグマが侵入してきた場合は「忌避剤などで追い出す」または「専門業者に駆除を依頼する」の2択になるということです。

屋根裏や床下に棲みついてしまった場合は自分で追い出すことも難しいので、専門業者に任せるケースが大半となっています。

なお、許可を得ずにアライグマを駆除するのは違法行為です。場合によっては罰則を受ける可能性も出てきます。

アライグマやハクビシン対応の害獣駆除業者

千葉県内でアライグマの被害に困っている方はKPCサービスまでご相談ください。

当社は千葉県いすみ市を中心に害獣駆除サービスを提供する専門業者です。

アライグマのほか、ハクビシン・イタチ・タヌキ・ネズミ・コウモリなどの害獣に対応しています。

「屋根裏や床下から何かしらの物音や鳴き声が聞こえる」といった場合には、野生動物が棲みついていることが多いので早急に対処しましょう。

放置しておくと家を汚され、健康面でも被害を負う危険性が高まります。

当社の対応エリアは千葉県全域とその近郊になりますが、立地的に近い夷隅郡(御宿町・大多喜町)・長生郡(一宮町・長南町・白子町)・勝浦市・茂原市・鴨川市といった地域であればすぐに駆け付けられます。

自宅に侵入している動物がアライグマなのか別の害獣なのか分からない場合でも、ひとまず当社までご連絡ください。

電話番号:090-7226-9923 (←長押しで電話)
メールアドレス:kpc202203@gmail.com
ホームページ:https://kpcservice1.com/


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