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3泊4日で行った長野のお試し移住生活が最高だった話

いつか長野へ移住したい私たちが、安曇野市のお試し住宅に泊まった話を書きます。
メンバー:私、夫、息子(0歳10ヶ月)
日程:2020. 9. 28(月)〜2020. 10. 1(木)

【1日目】 安曇野市到着

去年の7月にも夫婦で安曇野市を訪れたのですが、そのときに訪れた朝日村にある蕎麦屋の味に感動!「もう一回食べたいねぇ、近くに住んでたら通っちゃうよねぇ」と期待して再訪したのですが、見知らぬおばさま(店主の奥様?)があくせくと接客しており、夫が「この味が忘れられなくてまた来ちゃいました!」と話しかけても「あ、ありがとうございます」と素っ気ない態度。きっと忙しかったんだろうけど、笑顔もないし(マスクしてたって目元を見ればわかる)、赤ちゃんがいても無反応だし、蕎麦は相変わらず美味しかったけど何だか残念な感じでした(のっけから愚痴ですみません)。

食事の後は、安曇野市役所へ。木をふんだんに使った造りで、壁にピンクと白の花が飾られていました。ちょうど5年前に、5町村が合併してから新しく建てられたそうで、まだできて数年だとか。市役所の人に車で先導されて、いざお試し住宅へ。どんどん山奥へ入り、スーパーが遠ざかってゆく …
木造二階建ての家に到着。同じ間取りが横に2つくっついており、今回私たちが泊まるのは北側。築年数は古そうだけど、内装はリフォームされていてそこそこ綺麗。以前は教員の住宅として使われていたそう。
初日は大して何もしていないのに、あっという間に1日が終わり、やりたかった離乳食の仕込みもできないまま、お惣菜(息子は持参した離乳食のレトルト)で夕飯を済ませました。
寒かったのか、息子は初日から鼻水ズルズル。(これは帰宅してもしばらく続くことになる)

【2日目】 移住ツアー&移住者訪問

午前中は松川村の視察ツアー。村役場の女性職員さんが案内してくれて、村内の保育園2箇所や子育て支援センター、景色の良い高台やキャンプ場、いわさきちひろ美術館をめぐる。彼女もやはり先輩移住者で、都会の生活に疲れて移住してきたことや、村で不便なく暮らせていること、登山を楽しんでいること等を話してくれました。肩の力が抜けた雰囲気に、「ここで暮らすと、こんな風におおらかな気質になるのかなぁ」と思ったり。

お昼は、去年も訪れた豊科食堂(まいどおおきに食堂)
学食のように、出来上がったお惣菜をショーケースから取って、最後に味噌汁とご飯を注文してお会計するスタイル。店内は程よく空いていて、息子に離乳食をあげながらゆっくりと過ごせました。
午後は、市役所の職員さんから紹介してもらった先輩移住者の山下さんご夫婦を訪問。建築事務所兼ご自宅を訪れると、玄関の向こうには窓一面に常念岳が広がるパノラマ(写真撮っておけば良かった…!)。山の手前には草地が広がっており、農業用池のため建物が立つことは無いそう。素晴らしい自然の景色、そして駅から徒歩5分という好立地に羨ましくなりました。
帰り際にユニクロへ寄って、息子の長袖ロンパースとトレーナーを購入。夕飯は親子丼にするはずが、卵を買い忘れて結局肉野菜炒めに笑

【3日目】 大町市散策

この日は、丸一日大町市のフリープラン。まずは大町市役所へ行って、観光や移住に関する資料をもらってから、信濃大町駅前の商店街を歩く。平日の昼間のせいもあると思うけど、人がほとんどいなくて寂れた雰囲気。

お昼は、この商店街の一角にある創舎わちがいへ。
築130年以上の古民家、しかも半個室でゆっくりといただくお料理の美味しいこと。凍り餅の中に黒豆とクルミが入ったお料理と、ちょっと火で炙っただけの信州サーモン(実際はニジマスとブラウントラウトの交配種)、そしてデザートに出た”水だけのゼリー”がとても印象に残りました(大町には男水と女水があって、デザートに使われたのは男水)。
鷹狩展望台で景色を眺めてから、ずっと行きたかったスーパーツルヤ池田店へ。去年、ツルヤで買ったhalutaのパンが忘れられず、お土産に買って帰りたかったのです。しかし!店内のどこを探してもhalutaのパンが見当たらない…調べてみると、halutaのパンを扱っているのはツルヤの中でも松本や上田の一部店舗に限られるそう。全店で取り扱いがあると思っていただけに、本当に残念でした。(後日ネットで注文しました)
夕飯用にアジのお刺身を買ったけれど、味、量、値段ともにいまいち。長野では美味しい魚介類は食べられないのか?とちょっとガッカリ。車で1.5〜2時間走れば新潟だから、たまに海の幸を楽しみにドライブするという方法もありそうだけど、やっぱり日常的に美味しい魚が食べたいな…。

【4日目】 温泉、直売所、帰宅

朝6時に起きてお掃除開始。私が寝ぼけながらご飯を食べたり、息子に離乳食を与えている間に、どんどん掃除をこなしてくれる夫。本当に有り難い。
9時半に退居すると伝えていたのに、職員さんが9時過ぎに到着。車で待っててくれたけど、8時半の朝礼後にやることなかったんだろうか…
鍵を返し、そこからしゃくなげの湯へ直行。

息子はまだオムツが外れておらず温泉に入れないので、夫婦で交代に入浴しようと思っていたら、思いがけず家族風呂があることをスタッフの方に教えて貰い、急遽家族風呂へ変更。お湯を張ってくれている間、すぐ隣りの直売所でお買い物。野菜の種類が豊富。りんごの種類も多い!秋映えと早生ふじを購入。
今調べてみたら、りんごって現在77種類もあるんですね。長野県の市町村数と同じやん。

家族風呂は小さめだったけど、大人2人と子ども1人が入るには十分な広さ。脱衣所手前の小さな部屋にはテレビとソファがあり、しかもソファには濡れた体でも腰掛けられるようにタオルが敷いてあって、ハンドソープも桃の香りでいろんなディティールにとっても大満足💕でした。
畳敷きの休憩スペースもあったので、息子を座布団の上に寝かせて私たちもしばし休憩。お湯つながりで、ペクヒナの絵本「天女銭湯」が置いてありました。彼女の作品は「あめだま」で知っていたけど、絶妙な表情の人形たちが出てきて、人間臭く、そして生き生きとしている。
お昼は遠出したかったけど、最終日から私の鼻が不調になり、直売所に隣接する味彩館で食べることに。

あじさい定食を頼んだら(山賊焼きが衣ばっかりで小さかったけど)美味しかったです。近くに座った老夫婦が話し掛けてくれました。子連れだと、いろんなところで人に話し掛けてもらえるから有り難い。

特別観光はしなかったけど、楽しい2度目の家族旅行でした(1度目は静岡)。もう少し自然の中でゆったりと過ごす時間が欲しかったかな。
お試し住宅は少し人里から離れたところにあったので、実際に住むならもう少し賑やかで、便利で、かつ山が見える場所がいいなと思ったりする。


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