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私の推し歴履歴書2~KPとの出会い、完落ちまで

ジャニーズを離れて25年、また帰ってくるとは夢にも思ってなかった。

沼に足を踏み入れる頃、私は終わりが見えてる推し活だと覚悟していた。


予感

一度離れて以来、本当に興味がなかったジャニーズやアイドル。
ただ、会社の先輩はどっぷりのジャニオタで、数年その話をなんとなく聞き流してきた。

聞き流した話の中で、『キンプリが3人も脱退する』という話があった。

キンプリについての私のイメージは久々のジャニーズの王道アイドル、シンデレラガール、平野紫耀、ヒルマイルド。

「へぇ、結構期待されてた子達やんなぁ?色々大変やなぁ」
くらいの印象。

その後、12月にクリスマスケーキを探していて、セブンイレブンのクリスマスケーキのパンフレットを手に取った時紙面に載る彼等を見た。
『この子達前言ってた…』
そこで認識した。
『ナイトドクターの子か!
 …?あれ?Duoもや』
岸くんが一致した。

と、まぁそれだけなのだが、
用はもうないパンフレットなのに何故か捨てられず、イケメンを愛でる趣向など全くなかった上に相変わらず思い入れもないのに、
キンプリ達は車のダッシュボードの上で車内を見渡していた。
(そしてジャニオタ先輩にそんなところに放置したら色褪せるやろと怒られる)
(そして年越しまで居た)

もうすぐそこまで

年越しまでの間会社で話題に上がるわけでもないのに、少しずつ、少しずつ、
『なんで?もったいない。』の気持ちと知識が増えていく。

そして露出の多さにも驚いた。
少なからず今でのジャニーズならそんな騒動が起これば辞めるならば辞めるまでの間、干される排除されるが当たり前のイメージだったのに、まるでお祭りのように感じた。
4ヶ月連続リリースまで予定してると知って
『辞めるまでの間に儲けるだけ儲けさせようということなんか?』
運営へのイメージの悪さからそんな事も思った。

そして大晦日は紅白のキンプリをリアタイした。

『え?え?うそうそうそ!』

天下の紅白で治安悪い服装でゴリゴリに歌って踊るキンプリを見て愕然とした。

『そこはキラキラ衣装でシンデレラガールちゃうの!?』
度肝を抜かれた。

今なら分かる。どんな思いでichiban を最後の紅白でぶちかましたか。

その時の私は昔から根付く紅白の高尚な舞台でのパフォーマンスという固定観念があったので頭は混乱した。

その後初めてジャニーズのカウコンを見てジャニーズの世界に魅了された。ほんとにみんな楽しそうで胸がいっぱいだった。

セクゾのRUNに、紫耀君の楽しそうな笑顔に胸熱くなり、来年の抱負を聞かれたうさぴょんれんかいを見て、『キンプリはやめとけ!』と野次る村上君にイラッとしつつ、しんみりと見守った。

マリちゃん卒業祝いに感極まりつつ、キンプリとの違いに心痛かったけど、言葉は無くても少し長く歌わせてもらって年越し前はキンプリのシンデレラガールで締めてもらえた。
言葉には出来ないけど精一杯の見送りなんだなぁと思った。


そして完落ち

年が明けたらもう止まらなかった。
暴走ティアラが大嫌いなジャニオタ先輩から再生数あげるな!と言われながらも、過去、現在のもの見れるものを全て見漁ったし、レコーダーはフル稼働になった。
『Mr.』を注文し、ファンクラブに入会した。
(あと1ヶ月早ければ誕生日カードも年賀状も届いたのにと悔やまれる)

知れば知るほどに、

こんなアイドル今までいたか!?

嵐とはまた違うバラエティー無双ぶり。
全員強キャラ。全員天然。全員愛され。
それでいてキラキラ。
かっこよく、かわいく、美しく、色気もある。

はじめは生まれたての雛のように、認知していた紫耀君、廉君、岸君が親だった。
私はこの3人を主軸に5人のKing & Princeという船が大好きだった。

5人の形がなくなるならもう推すことはないと思っていた1年前。

はじめから終わりが見えていた期間限定の推し活。

楽しいけどいつも寂しさが付きまとった半年間。

私なりに色々考え、感じ、迷い、葛藤し、自分の答えを見つけていくことになる。

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