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選択を洗濯する。

日々の暮らしの中で汚れを落とす洗濯を
生きてる間に人は何回繰り返すのだろう?

一生のうちに人生を変えるほどの選択を
死ぬまでに人は選びきる事ができるのだろうか?

私達は常に何かに答えを求めて歩んでいる
いつの間にか、知らずのうちに
選択して答えを足して、その答えに更に答えを足して、増えて重なって気づいた時にはその重荷に押し潰されそうになる。

脱ぎさって放り込んでボタン1つで機械が洗い流してくれたらどれだけ楽だろう。

私が見つけた究極の選択を洗濯する方法は

【忘れる】


ことだ。

何気なく言われた言葉や態度に思いつめて眠れない夜を数えたり
後悔を纏ったり
思い返せばきりがない。

1日の終わりに好きな香りの柔軟剤を選ぶように好きな事だけ思浮かべて眠るという洗濯
朝目覚めれば洗い終わっている。
時にスパイシーな香りという悪夢もあるけど、香りは永劫続かないから仄かに香って消えていく。

忘れるという選択を悪い事だと言ってる人もいる。人間には忘れるという機能があらかじめ装備されてるのだから忘れるという行為は本能から産まれる自己防衛だと思ってる。
本能に逆らって生きるのは苦しみしか無い。

世の中には忘れてはいけない事もある。でも人は忘れていく生き物だから。
世界規模の事は世界に任せておけばいい。

自分の汚れくらい自分で洗う洗濯を選択したらいいのだ。

青空の下で天日干し、たまには部屋干し。
すっきり綺麗で真っ白でどこに行こうか?

どの道を選択しても汚れても帰っても寝てる間に洗濯しとけば大丈夫。

私の短所は熱しやすく冷めやすい。
それを長所に置き換えるなら、次まで引きずらないこと。

なんの話でしたって?
「天気が良くていい洗濯日和だ」 というお話です。
                                                                       古城零音






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