最初の一歩二歩

2024.1.14~3.17まで日記ワークショップで毎日書いた
日記の抜粋をあげています。


1月14日(日)

夜中に久々のおねしょ対応をしたので今日はもう少し寝る、しかも私の布団に入ってきた子に布団を取られ寒かったせいか大変な悪夢を見たんだ、殺されそうになるやつ、と自分のがんばりとかわいそうさを8時ごろ夫にアピールして堂々と10時まで寝た。

別に何がなくても寝坊はするけど、がんばったことは伝えておきたい。
あと、子の名誉のために付け加えておくと、おねしょは本当に本当に久しぶりで、たぶん昨夜寝る前にみかんを食べ過ぎたせいだろう。2、3個で止めてやればよかった。

特に予定のない日曜、遅い朝ごはんを食べてから区民プールへ行くことに。
完璧な晴天を窓の外に眺め、温水にぷかぷかと浮かぶのは楽しい。
長男は夫の指導のもとクロールにチャレンジして、次男と私はいかに水の中で愉快なポーズを取れるかを競い合った。

1時間半ほど水に浸かって各々の指先がふにゃふにゃになる頃プールを後にする。帰りに回転寿司へ行き、遅すぎる昼ごはんか早すぎる晩ごはんかわからないお寿司を皆もりもり食べた。

「黄色いダイコンみたいなやつなんだっけ?」と次男が聞いてきて、それはタクワンだね、と答えると「それとマグロのやつが食べたい」と。

いつの間にトロタクを覚えたのか。これまでは親や兄(飲むようにマグロを食べる)が頼むものを右にならえ、かつ少し食べるとゴチソウサマと席に横になり寝てしまい、デザートが食べられなかったと泣いたりしていたのに、小2も終わりとなるとトロタクなど独自のオーダーをし、その後寝そうになっても「デザート」の言葉でむくりと起き上がれるようになるんだな。

帰って「安住紳一郎の日曜天国」を聞きながらすっかりかわいたシーツなどを畳む。
お便りの中に今年三浪の息子を持つ母親からのメールが読まれ、この先に山ほどあるのかもしれない、親であってもどうにもしてやれない辛さを先取り妄想しすぎて涙が出た。

ご飯が早いと夜が長い。

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WS一番最初の日記。これまでさんざん書き散らかしてきた日記なのに、古賀さんに見てもらえる、あと知らない誰かが見るという緊張感がただよってます。ちょっとカッコつけてる気がする(2024.3.10)

1月15日(月)

寝具に毛布を追加したらものすごい暖かさで布団に入るとグゥと一瞬で寝てすぐ朝だった。毛布は最高だなと思うと同時に、これは布団から出る勇気がこれまで以上に求められている!と目覚ましから30分ぐらいぬくぬくした。

子らは月曜お決まりの荒ぶりで布団から出たくないんだ、学校なんか爆発しろと言いながらドタドタ降りてきた。
わかるぅーと適当に相槌をうち、パンと目玉焼きとツナブロッコリー、フルーツ入りヨーグルトで朝ごはん。特にフルーツヨーグルトで機嫌を直してもしゃもしゃと食べだした。

食べながら長男に「ツナマヨのおにぎりってどんなの」と聞かれ、そうか意外と食べたことないか。

夫は子らの荷物チェックをして、長男と塾への送り迎え段取りを決めていた。学童に迎えに行くからそのまま塾まで歩いて行ってどうのこうの、ランドセルは、帰り道は、自転車はなどと聞いているだけで気が遠くなりそうだったが、夫は必要な段取りに全く手間を惜しまない。私は隙あらば惜しんでしまうのでありがたい。

仕事は先週末にやったことが無駄だったのでは、と思う瞬間があったが、いや、これはこれで必要だったと思い直し取り組む。

昼休みに責任重大仕事を前にして心配だよーと心細そうな先輩に大丈夫ですよ!と効果の薄そうな励ましをして、午後の会議で無事役目を果たすのを見届け心で拍手を送る。

長い長い会議で、持ち込んだPCの電源が落ちてしまい、最後の10分は真っ暗になった画面を見ていた。神妙な顔をしていたのできっとバレていないだろう。

少し残業して帰宅。風が冷たい。

夜ご飯は味噌でなく醤油だし豚汁みたいなのを作り、見切り品で買ったセリとうどんを入れた。ツナマヨおにぎりもしてやった。ミニうどんとおにぎり。地方のドライブインセットメニューのような夕食となった。

子らはツナマヨおにぎりをうまいうまいと秒で食べ、夫はセリがうまいなぁとしみじみし「東北でニンニクみたいに香りが強いセリを食べたことがある」と言っていた。ほんまかいな。

子もセリうどんをちゃんと食べた。
やるなうちの子。

風が強くなった音がして、早くあの毛布布団に入りたいと思いながら日記を書いた。

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二日目にしてもう、カッコつけるのを少し諦めている感と、でも最後の行なんかはWS向けだなと思う。

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