見出し画像

TWOROOMSとカルタマリナで分かった、ゲムマで売れるための最低条件。

どーも、YUTRIOのゆーせーです。本日はゲームマーケット2021春で販売したカルタマリナを通して得られた知見をもとに、「ゲムマで売れるための最低条件」について考えていきます。僕自身、これが答えだ!というものが明確にあるわけではないので整理をしながら書き進めていきます。

まず、「ゲムマで売れる」の定義についてです。もちろん様々な考えがあると思いますが、ここでは「ゲムマ当日に100個以上売れる」とさせていただきます。(TWOROOMSは20秋ゲムマで140個、カルタマリナは21春ゲムマで280個くらい売れました!)

本当は両方のゲームの詳しい比較や広告手法の違いなんかも書きたいのですがそれはまた別の記事とさせていただき、本日はずばっと結論ぽいところから書いていきます。

まず一つ目にして最大の条件は「ビジュアルのクオリティが高い」ということです。改めて思いましたがここが本当に大きいです。もはやゲムマで勝負をするなら、ビジュアルのクオリティはドレスコードと言えるレベルで必要不可欠だと思います。(ここで言うビジュアルのクオリティとは、好みの話は一切なく素人感がないということです。) 特に試遊卓のない最近のゲムマにおいて、見た目の価値というのはさらに高くなっているのではないでしょうか。

まあなので、素人感のないビジュアルにしましょう!という結論で終わらせるのは簡単なのですが、少し乱暴なのでもうちょっと踏み込んだ話をしていきます。どうすればビジュアルのクオリティを上げることができるかについてです。

僕が考えるに選択肢ははほぼ一択で、時間とお金を十分に用意してプロのクリエイターさんに依頼するという方法です。これはとっても簡単で、自分が他の仕事で一生懸命働けばお金は用意できますし、販売の時期を遅らせれば時間も十分に作れるはずです。特に難しい努力をせずに誰でもビジュアルのクオリティが高いゲームを作れます。(ここをケチって売れないゲームを作ってしまうと最終的に自分が損をします…) もちろん、こうすれば簡単にビジュアルの良いゲームが作れるよ!なんていう裏技はありません。専業の方に正当な対価をお支払するのが一番の近道だと思います。

少し話は脱線しますが、現状の「売れるゲーム=見た目が良いゲーム」という流れに僕は少し疑問を感じている部分もあります。本質的なルールの面白さだけが商品棚に並ぶような機会があったら面白いかもしれません。(ジャンプのストキンプロみたいな賞とかでしょうか?)

次に二つ目の条件です。それは「事前の広告宣伝に労力を割いている」ということです。ゲムマのイベントで100個以上を売ろうと思えば、取り置き予約の数は無視できません。実際カルタマリナ280個のうち130個は予約のお客様でした。つまり約半分はゲムマ当日までにすでに売れていたというわけです。基本的な宣伝方法については依然こちらの記事でかなり詳しく書いたので、ご興味あればぜひご覧ください。

何者でもない僕らが、TWOROOMSを話題にした方法(ボードゲームと宣伝の話)

広告宣伝を頑張ることで予約数を増やすことはもちろんですが、当日の購入数にもつながります。実際に今回のゲームマーケットでは「Twitterで見て気になってました! これってどんなゲームなんですか?」と聞いていただける機会が非常に多かったです。なので、ブースに足を止めてもらうためにも事前の広告宣伝は非常に大切です。

まとめに入ります。ゲムマで売れるための最低条件は、「ビジュアルのクオリティが高く、事前に広告宣伝に労力を割いている」ことです。自分はどれだけ面白いゲームを作れても、パッケージを自分で描いて、事前の広告宣伝なしで100個以上売る自信はありません。そしてまだこれは勝負するための最低条件でしかなく、ここを押さえても売れるかはわからないということです。(最低条件と書きましたが、もちろん過去の実績や特記すべきイレギュラーがあれば別です。)

これが良いことか悪いことかはさておき、多くのひとに自分の作品を手に取ってもらうために必要なのであれば、押さえておかない理由はないです。ちゃんと「ゲームマーケット」というゲームのルールを理解し、勝利を目指していきたいと思います。

こんな風に不定期にてボードゲームにまつわる文章を書いていきたいと思います。もしこの記事が面白ければ下記から僕にお小遣いで100円ください。コンビニスイーツとかに使います。それではまた次の記事でお会いしましょう。

ここから先は

13字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?