”阿蘇の味を守る”に、定年はありません。みなさんにとっての、定年のない守るべきものは何ですか?
こんばんは。
一週間、長期休みを取り、伊勢・熊野・伊予・高千穂・阿蘇・出雲・三輪山に行ってきました。
熊本県・阿蘇のホテルで1冊の本に出会いました。
それは、『阿蘇百然』という、阿蘇で働く人々の想いをまとめた本でした。WEBでも記事が読めるので、その一部を編集したものなのでしょう。
地元の農家さんから、旅館やお店で働く人まで、職業も年齢も様々。
共通点は、阿蘇という場所を愛していること。
阿蘇という地でどんな想いで働き、何を思って生きているのか、その胸の内が書かれていました。
こういう”想い”の詰まった本に出会うと、胸が温かくなります。
それぞれの想いとともに、ひとことのコピーが添えられていました。
コピーというと、ついついひねりを加えたり、かっこいいことを言いたくなってしまいますが、
”今まで一度も仕事で辛いと思ったことはありません”
など、清々しいほどまっすぐなコピーも見られ、やっぱり本物は強いなと思いました。
中でも、私が一番心に響いたのは、
”阿蘇の味を守るに、定年はありません”
という、阿蘇おふくろ工房の方のコピーでした。
私も昔から、定年のタイミングは自分で決める、という意思で働いてきましたが、働くと働かないの境界線を自分で決めるという話。
でも、本来はそれも違って。
働く・働かないという軸ではなく、人生で守るべきもの、やるべきことは、生きている限り続いてくものであって、いつからいつまでなんて定めるべきものではないんだ、と気づかせてくれてました。
私にとっての、定年のない守るべきもの…。
それはまだはっきりと言えるものはありませんが、多くの人の人生を後世に語り継いでいくこと。今はそんな気がしています。
みなさんにとっての、定年のない守るべきものは何ですか?
今日はこの辺で。
おやすみなさい。