２年の間

おかしいな。
気がついたら最後の投稿から２年近くが経ってしまいました。
いつまでもプロローグのままで全然田舎旅が始まらへん状態です。
それでも、フォローして下さる方がいたり、いいねをつけて下さる方がいて、本当にありがたい限りです。

一昨年の5月に妊娠が発覚した時。
きっと家で過ごす時間が増えるだろうから、一気に旅の記録を書き上げてしまおうと思ったけど、保護した猫親子の世話、意外とやる事が多い仕事、突然襲ってくる凄まじい眠気。
あっという間に時間が経ち、昨年の1月に出産した赤子ももう１歳になり保育園に通っています…

産褥期は家事料理一切せず身体を休め、その後もダラダラと甘え、しばらくしていざキッチンに立ってみたら全然料理が出来ない！
出来ていた事が出来ない、頭の中から記憶がすっぽり抜けてしまう。
産後の女性によく見られる症状だそうでマミーブレインというらしい。
これいつまで続くの、と思って調べたら２年（個人差あり）とあるけど、私は一生治らなそう…

頭に入っていたレシピ、分量が思い出せない。
料理や食材の韓国語がパッと出てこない。
腱鞘炎のせいなのか分からないけど切り物もなんだか気持ち悪い仕上がり。
一回の食事の支度にえらい時間がかかる。
何とか料理が出来上がっても、見た目味共にイマイチ。
頭に思い描いたような出来上がりにならない。
夫の「ん？」と言う顔や「塩入れた？」に怯えてしまう。（夫悪気なし）

せっかく料理したいな、と言う気持ちになっても上手く出来ず、また、コロナが明け再び人々がガンガン韓国へ行き出し現在進行形の韓国旅を目にしながら、身動きの取れない自分は未だに過去の事をツラツラと書いているのか…と、思うと、焦るは気持ちは落ち込むはで、中々パソコンに向かう事が出来なかったのです。

そんな気持ちを変えてくれたのは、昨年秋の子連れ韓国田舎旅。
10ヶ月になった息子と韓国初の夫を連れて、３か所の農家さんを訪ねました。
約４年ぶりの韓国。
最後に訪れた時は、もう空港はガラガラ、人々は皆マスクをし、世界は混沌とし始めていた。
落ち着いたらまた来られるよね？と、きっと、これは長期で入国出来なそうだぞ、と言う、うっすら気づいていた真実から頑張って目を背けて、今か今かと待ち侘びている間に自分自身の変化もあり再び渡韓するのに４年かかった。

息子を連れての旅は一人の時と勝手が違い、時間もかかるし大変な事もあったけど、それはそれは素晴らしい体験でした。
あぁ、やっぱりこの素晴らしい農家さん達の事をちゃんと書きたい。
時間は経ってしまっているけど、あの出来事、この出来事、全て書きたい。
そう思えるようになりました。

と、言ってもそこから更にあっという間に時間が経ってしまい今に至るのですが…
一体どれくらいの時間がかかるか分からないけど、完成まで書き続ける事を目標に。
お付き合い頂けると嬉しいです。