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大井町の昼だけ町中華「萬来園」【サンプルケース遺産13】

夜は高級中華、昼は町中華の変則2毛作

そっけないファサードが意味ありげな高級感を醸し出す

大井町の商店街にはサンプルケースがある古くから営業する飲食店が何軒もあるが、こちらはそうした大衆店とは一線を画した高級中華料理店。
夜はコースで3〜4万する店で、芸能人も来店するらしい。

ところがランチは各メニューが800円程度の大衆中華で、特にチャーハンが有名な店になるのです。
ここのチャーハン食べるために行列ができます。

一見して、サンプルケースがある普通の中華料理店に見えるのだが、よく見るとサンプルケースのメニューには値段がついていない・・

雑貨屋さんのようなサンプルケースにメニューサンプルが数品あるだけ。しかもメニュー札が無いという謎。

大衆店の様に見えながら、値段がないので怖くて入れない。 逆の効果を狙ったサンプルケースとしてかなりレアな存在です。

昼のメニューはこれだけ。定番の麺類とご飯類だけです。

昼のメニューは絞り込まれていますが、なんといっても名物はチャーハン。しかも昼の営業がオープンから30分ほどで終わってしまうという、食べられたらラッキーという謎の店なんです。

しかも名物のチャーハンもすぐに売り切れてしまうというレアメニュー。この日はぎりぎり食べられました。
「ちょっと順番に作るけどギリギリ出来なかったらごめんね」というハラハラ注文付きでのオーダーながらチャーハンが運ばれてきた時の喜びと言ったら・・

絶妙なぱらぱら加減の絶品チャーハン

そして、これが「ザ・炒飯」なのですが、ある意味普通。ただし普通さが半端じゃ無い完成度。
卵とご飯のバランスとぱらぱら加減にチャーシューの甘み。
これはわざわざ並んで食べる価値があります。

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