添削を任せっぱなしにする人は伸びない

こんにちは。
今回は対象が高校生以上と幅広いものになります。

受験生なら英作文や600字論述、要約、理数科目記述式の添削。
大学生ならES、論文の添削。
社会人ならプレゼン資料の添削。
こういったものを誰かしらに頼む(こちらから頼まなくても見せるように言われる)と思います。

1人では文章の誤字脱字、文法ミス、どのような所を重点的に書くかが客観的に分からないので他の人間からの指摘が必要なのは確かです。

しかし、脳死で「添削してもらおう(添削の指示されてるし出さなきゃ)」→添削指導を受ける→指摘箇所だけ直し〝今回の文章は〟合格というプロセスをしている人は、受験生では受験に落ちるし、大学生以上だと教授や上司に無能の烙印を押される確率が高いと思われます。

というのは、〝今回の文章は〟と強調したように次回以降またミスをするのではないかということです。
指導者からの指摘は文章、ないしは英文の書き方総論的なものとは限らず(はじめてのときは指導してくれるし、優しい人は都度都度さらっと総論を説明してくれると思いますが)、「君の文章のここが悪い」という問題点の指摘にとどまることが多いと思います。指摘された箇所は自分でメモ書きしておくのは当然として、「自分としてはこれで正解だと思って書いたのだがなぜ違うのかそういうルールがあるのか?」という風にしっかりと質問し疑問を解決、消化して納得をすること、次回以降添削される機会で前回注意されたことを踏まえて書くこと、これをしている人が多くないように見受けられます。
(塾講で大学受験の記述添削していたときの経験です)

添削はされれば終わりではなく、
受験生なら大学入ったら塾講師になるし、
大学生なら大学残れば院生・ポスドク・教員になるし、
社会人だって数年たてば部下を持つようになり、
いずれのケースでも「俺は文章の書き方分からないからドラえもんに添削頼もう」という優秀な指導者に投げつけるだけの期間は終わり、いつかは自分が文章添削をする側になるのです。
そのときに「文章はこう書くから貴方の文章はAの点で間違っている」と言えるようになってるでしょうか?
なれる自信がない人は添削を投げっぱなしでそれこそ自分の頭で考えていないのではないでしょうか?

偉そうに書きましたが僕も文章の書き方間違えるときありますし、カンペキは目指さなくていいと思いますが、姿勢が大事。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?