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読書

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読んでよかった本やおすすめ本。映画やドラマに関する本などのまとめ。
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#小説

読書記録1月 閻連科「中国のはなし」、ミランダ・ジュライ、「親といるとなぜか苦しい」

中国のはなし2024年の一冊目は大好きな閻連科先生から。表紙がちょっとお正月ぽい。 〇あらすじ 著名な小説家である閻連科は、親戚の集まりで中国の田舎に帰省した。集まりが終わったころ、見知らぬ青年が閻連科に話しかけてくる。「わたしのとっておきの話を聞いたら、先生はきっと小説に書きたくなるはずです。だから私の話を買ってくれませんか」と。 〇感想 見知らぬ人間の話を信じるかどうか。まあ、普通は信じないけど、その設定で小説が進んでいくところも面白い。 何が嘘かまことかわからない

中国現代小説「長恨歌」、原書で「キム・ジヨン」、「リサーチのはじめかた」 -読書記録10月 

10月に読んだ本を読んだ順に記録 1.「長恨歌」王安憶 著、飯塚容 訳  2023/9/1発行 余華の「活きる」を読んだことがきっかけで中国現代小説にはまり、余華、閻連科を立て続けに読み、最近は作家が誰であれ書店で新刊を見かければ出来るだけ読んでいる。 「塞翁が馬」みたいなストーリーが多くて、一方的に辛かったり楽しかったりすることが無い。そこがおもしろい。 「長恨歌」は1940年代の上海で主人公の王琦瑶(ワン・チーヤオ)が美人であるがゆえに出会う幸運と悲劇に翻弄される生

ソウル/光化門 教保文庫「絶対買いたい3冊」 次の韓国旅行で行きたいお店(3)

普段から書店巡りが好きな私は、韓国でも書店に行くことを楽しみにしています。色々買っちゃうと思いますが「絶対買いたい3冊」を紹介します!! ソウルで有名な大型書店といえば教保文庫。品ぞろえ豊富なので欲しい本に必ず出合えるでしょう。。 (1)インタビュー集 멋있으면 다 언니 (かっこよければみんなオンニ) ファン・ソヌ著 日本でも出版された「女ふたり、暮らしています。」の著者ファン・ソヌさんによるインタビュー集。韓国で活躍する9人のかっこいいお姉さん(オンニ)が登場します