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12月のご自愛WEEK#4

こんばんは!
今年も残すところあと1日。東京も寒く強い風が吹き荒れてきました…。まるでSTAYHOMEといわんばかりの天候。4日目の今日は、冬の養生法について書きます。

中国最古の医学書とされている『黄帝内経』、その中にどうすれば健康で長生きできるかが書かれています。中国の漢の時代に編まれたとされたと推定されており、その時代にはもう鍼灸治療や漢方薬、食養生などが確立されていたとされています。(びっくり)

▼『黄帝内経』に学ぶ冬の養生法

その中で冬は
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夜は早く寝、朝はゆっくりと起き、
日の出日没に伴って起居すべきである。

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と紹介されています。(引用:『まんが黄帝内経』より )

冬は「閉蔵」の季節とされ、"天の陽気が遠ざかる"=日照時間が短くなる、雪雲に覆われ太陽の光が閉ざされる、草木は葉を落とし冬眠する動物もいるように万物が"閉じる"季節とされています。
今でもその通り、日本も冬は日照時間が短くなりますし雪国ではなおさらです。昼=陽、夜=陰と考えるのですが、冬は陰の時間が長くなります。

そして、東洋医学では人間の体はそういった自然の変化に影響を受け、人間の体の中にも"陰陽"があると考えるので、自然環境の昼(陽)と夜(陰)のリズムが変われば人の体のリズムも変える、自然に合わせるのがよい、つまり日が暮れるのが早ければ夜も早く寝て、日の出が遅いなら朝はゆっくり起きるのがよいとされているのです。

▼体の"陽"気を逃がさない、守る。

また、ただでさえ"陽"が少なくなる冬なので、体の"陽"も少なくなりがち。(陽=温める力、動く力、動的なエネルギーと捉えます)体の"陽"を逃がしてしまうようなことはせず、保っておくのがよいとされています。

・激しいスポーツ
・サウナ
等での発汗は、エネルギーを消耗します。多くの汗をかく=体から水分が出ていくだけではなく、体のエネルギーそのものも出してしまうので避けた方がよく、
・冷たい食べ物、飲み物
を摂ることで体を冷やさないように、体の"陽"をしっかり保っておくことで養生になります。

▼おいおいおい、この時間の投稿。

なんて書きつつ、こんな時間に投稿している時点でまったく実践できていないのですが(涙)年末に予定が集中してしまい遅くなってしまいました…。

冬は早起きが辛い、朝起きるのが辛い、なかなか起きれない…と感じる方も多いかもしれません。それは四季の変化による影響もあるので自然なことです。
だからといって朝いつまでも寝ていて1日のリズムが崩れてしまうのはよくないのですが、夏よりも少し多めに寝る方が体にとっては養生になること、冬の睡眠不足は自然のリズムに逆らうことになるので、実はじわじわと体への負担が増えてしまうこと、頭の片隅に置いて頂ければと思います。(サマータイムならぬ、ウィンタータイム導入を密かに願っています…)

年の瀬、お仕事や家庭環境によりなかなか自分の体のケアの優先順位を上げられないかもしれませんが、冬はいつもより少し長めに寝てもいいんだ、という気持になって頂けると幸いです。体の"陽気"を逃がさないよう、2020年最後の日を過ごしてみてくださいね^^

#ご自愛WEEK #BODYDIALOGUE #冬の養生

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