【仮説】”2枚目の名刺”を持つまで：フクギョウへのハードル

今日は最近考えている【仮説】を書き残しておきたいと思います。

「パラレルキャリアをしたい、フクギョウをしたい」そう思っている人は年々増えていますし、企業の「副業解禁」も徐々に広がりつつあります。

そしてこのコロナ禍で、リモートワークになった方は通勤時間や残業時間が減り「なにかしたい」と思うことが増えたり、休業要請などで従来の仕事が減り今後の仕事を考えた方も多いのではないでしょうか。

私のまわりでも「休業要請」の対象となり、8月末、または9月末まで自宅待機中のシェアメイトがいます…。（当初は5月末だったのが、どんどん伸びていて、月額のお給料は出るもののボーナスはなし、副業も禁止の会社だそうです…。）

その子も転職や副業も考えているのですが、すぐアクションをするには至っておらず、時々”複業”の話になりますが、アクションには至らず…（ちなみに彼女は最近資格の勉強を始めています）

”2枚目の名刺”を持つまでにはどんなハードルというか、道、過程があるのでしょうか？
既に”2枚目の名刺”を持っている者からすれば「やってみればいいじゃん」なのかもしれません。（現に私もアドバイスを求められたら、一言でいうと「やってみなよ」という趣旨になります）

そう、やってみればいいものの、アクションを起こすまでには多少なりとも躊躇いや悩む時間がある。その正体とは…？

※なお、ここでいう”2枚目の名刺”の定義は私なりにこうします。
・メインの仕事(所属している会社(雇用形態は問わない)の仕事 以外の活動
・収入の有無は問わない
・遊び、習い事の”消費活動”は含まない

あと、「本気じゃないから。本当にやりたいと思ってたら、やるでしょ」もいったん横に置いておきます。

仮説１：私のこれまでの経験なんて。

”複業””副業”のマッチングサービス/サイトはいくつも登場して、いわゆる”案件”はたくさんあるけれど、「どれもぴんとこない。」
だって、「私のこれまでの経験なんて…IT系でもないし、デザイナーみたいな専門職でもないし、資格もないし」

エンジニア、プログラマー、デザイナー、弁護士、行政書士…
オンラインがメインで「〇〇がつくれます」「〇〇のアドバイスできます」という仕事だったら、どれだけ分かりやすいだろう。私もそう思います。
※あくまでも、まず「分かりやすい」ということ。このお仕事の大変さ、誰だけ日々努力してんだよって話はまた別。

＜1社で〇年働いて「これをやってきました！」＞と自信を持って言える人は実際どのぐらいいるのでしょうか。言える方も多いと思いますが、言えない人も一定数いらっしゃるはず。
それなりに真面目に働いてきた人ならば、本人が気が付いていないだけで、様々なスキルや経験を持っているはずですが、それが他の人から見てどうなのか、これまでの経験は果たして他の組織でも通用するのか？自分では分からない、気が付いていない方も多いのではと思います。

仮説２：複業(副業)=すぐ稼ぎたい/すぐ稼げる

複業(副業)というと、やっぱり「稼げる」「稼ぎたい」という気持ちは誰でも持っているはず。私だってそうです、せっかくやるなら収入があった方がいい。でも、最初から複業で収入があったかというとそうではありません。

無意識のうちに「稼ぎたい」という気持ちが強いと、複業を探す軸が「収入」や「金額」になってしまいます。【この仕事をいくらで】が明確なのであれば、それをやればいいだけです。でもできないのは、案件を見つけても自分ができるのかどうかの判断がつかない、仮説１のように「自分にできることなんて…」というバイアスで選択肢から外しているのではないでしょうか。
できること×金額で探してしまうと、それこそ「時給〇〇〇〇円」の時間を売るアルバイトにたどり着くのではないでしょうか。

複業のカタチとして「アルバイト」も1つの選択肢です。決して否定はしませんが、複業をしたいと思ったら、まずは【なんのために】複業をしたいのかを少し考えてみた方がよさそうです。

今すぐ収入を得たい（且つ、複業マッチングサービスなどで活かせるスキルがないと自分で判断する）なら、まずはアルバイト形式が早いと思います。学生時代のアルバイト経験を活かせるところもあるはず。土日に人手が欲しい仕事もきっと多いでしょう。

でも、なんのために複業をしたいんでしたっけ。単発の臨時収入ではないのだとしたら、「稼ぎたい」はまずは度外視する、直近の目標に設定しない必要があるのではと考えます。
今すぐ自分の持っているスキルや経験で収入を得るのは難しいかもしれないと思うのであれば、そんな簡単に「稼げる」ほど複業の世界も甘くありません。だって、一社会人として行う【仕事】だから。

さて、他にも一歩踏み出せない要素はあると思うのですが、私なりにこの2つを大きな仮説として、自分も複業をしながら仮説に対する答えを探っていこうと思います。