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【米国株6/19~6/23まとめ】パウエル議長、年内あと2回利上げ。株式指数は利確売り【前編】

こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。

  1. パウエル、Fed高官が年内あと2回利上げを予想

  2. NAHB住宅市場指数・住宅着工件数・中古住宅販売件数がすべて予想を上回る

マーケットサマリ

6/19(月)

  • NAHB住宅市場指数は予想上振れ

6/20(火)

  • 住宅着工件数は予想を上振れ、前回の修正値は減少

6/21(水)

  • パウエル議長、議会証言で利上げが必要と発言。しかしペースはより緩やかになる認識

  • ボスティック、金利据え置きを支持

  • グールズビー、金利据え置きは際どい判断だったとハト発言

6/22(木)

  • 新規失業保険は上振れ、継続受給は下振れ

  • 中古住宅販売件数は予想を上回る

  • ボウマン、利上げが必要

  • パウエル、あと2回利上げを行うのが適切

  • バーキン総裁、インフレ目標に向かわないなら利上げ

6/23(金)

  • ボスティック総裁、年内の利上げ見送りを支持

  • PMIは予想を下回る

  • デイリー総裁、あと2回の利上げは非常に合理的な予測

ショート縮小でネットショートも約半分に

買い戻しが進んだようですね。

CFTC投機筋

利下げタイミングは23年1月へ

先週末は利下げ開始が1月から11月に早まる予想でしたが、今週は再び1月から利下げに戻っていますね。

2年金利の上昇は続くがゆるやかに、10年金利は横ばい

FOMCでドットプロット23年中央値は5.6%に対して、上記の通りFedWatchのFF金利予想は5.25%を見込んでいる。パウエルは、議会証言であと2回利上げと発言しました。ほかのFed高官も概ね2回利上げを支持している様子。
25bp x 2回 = 50bpを想定しているのだろうが、市場は残り1回25bpとややギャップがある状態だ。

実質金利は横ばい

最新の6/23数値は1.53(チャートは1~2日遅れ)
このまま10年金利が上がらないなら、実質金利も落ち着いてくるか

ドルインデックスが反発

ドルインデックスは、金曜日に反発を見せている。

円の弱い動きが続いている一方で、ドルはあと2回利上げ発言で金利高環境は続く。ドル円は平行チャネルを上回って円安へ。

ドル円
通貨強弱チャート

セクター

1週間ではメガテックや半導体の利確売り。AAPLは堅い。
商業用不動産の不良資産化が懸念されているからなのか、不動産セクターが最も下げた週でした。

各種指標

Fear&Greed Index

Extrme Greed➡Greed(前週82➡今週74着地)
ゆるやかに下げていますね。

Put/Call Ratio(Equities)

22年1月以来の低水準から反転上昇をはじめています。
まだ低空飛行ですが、どのくらいの角度で上がるかは見たほうがいいかも

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前週 81.66 ➡ 6月21日時点 83.60(+1.94pt)
ショートが減ってやや調整

炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG

再びEMA200に跳ね返されたあとは窓をあけながら、トライアングルの下限に到着。割り込むとアラート。

個別株の決算発表

今週はありません

決算発表予定

主な経済指標・イベント予定

指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇

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