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吉高さんの「ち、ちっがうの!」がクセに……ドラマ「星降る夜に」第8話は愛が溢れている

火曜ドラマ「星降る夜に」

https://www.tv-asahi.co.jp/hoshifuru_yoruni/

脚本は大石静さん

今週は第8回、雪宮鈴(吉高由里子)が古傷の象徴である伴(ムロツヨシ)と対峙。

柊一星(北村匠)や佐々木深夜(ディーン)だけでなく、みんなから支えられ愛を与えられてきたから、鈴は向き合えた。

しかし、鈴は愛を与えられるだけでなく与えている。

今回一番好きだったのは、心筋梗塞で倒れた一星の祖母を助けた佐々木にお礼を言うシーン。感謝したあとで……

鈴「何かアタシにできることない?」
佐々木「……え!?」
鈴「添い寝でもしようか?
佐々木「ええ~~!!!」
鈴「やっ……ごめんなさい!ち、違うの……そ、そういう意味じゃなくて」
佐々木「どういう意味ですか?」
鈴「あ、あ、あ……うぉ~!!
佐々木「落ち着いてください」
鈴「なんか最近ずっと元気ないなって思って……」
佐々木「あ……」
鈴「深夜先生がご飯多く買ってきちゃうのも食べてあげることくらいしかできないしさ……」
佐々木「……」
鈴「あの、お産の時にいっつもなんか変な声になっちゃうのも、何かあるんだろうなって思いつつ何もしてあげられてないし……あの……だからその……チャーリーが添い寝セラピーは欧米では新しい心理セラピーの一環として注目されているとかなんとか言ってたし……アタシも一星に抱きしめられると
佐々木「……!?」
鈴「すごい安心することもあるし……いや、ちっがうの……のろけてるとかそういうんじゃなくて……あ~~~いろいろ間違えた……忘れてゴメン取り消し」

鈴の「添い寝でもしよっか」は元気がない佐々木を同僚として心配してでた言葉。思わず言った感じがほほえましい。
佐々木の「添い寝」は所謂風俗的な少々エロを含んだ感じ。前回、院長に尋ねられて、鈴を抱きしめたくなることがある、とあっさり認めているし……

「添い寝」の受け取り方のギャップに気付いた鈴は焦って弁解する。「あー」とか「うぉ~」とか、これまで見たことない焦り。

しかし、焦って言葉を尽くせば尽くすほど、誤解されるようなことを言ってしまいドツボにはまる鈴

鈴の台詞「アタシも一星に抱きしめられるとすごい安心することもあるし……いや、ちっがうの……のろけてるとかそういうんじゃなくて……あ~~~いろいろ間違えた……忘れてゴメン取り消し」

ここ、最高!
また吉高さんがかわいくてクセになる。「あ~」って焦る様子とか、いや、ちっがうのっていう言い方とか……
脚本には「違うの」と書いてあったのか「ちっがうの」と始めから書いてあったのか……シナリオブックが発売されるらしいから買ってチェックしないとな。

「星降る夜に」は誰かが誰かを思いやる……そしてそれが繫がっていく。一星の「俺は最強だから、深夜の遺品整理もするし、今度あの男が来たら抱きしめてやる」という台詞にこのドラマの愛が現れている。

かつてNOTEで「星降る夜に」のムロツヨシは大石ドラマ「アフリカの夜」の松重豊だと書いた。

松重さんは逮捕されてその後どうなったかは分らないけど、伴(ムロツヨシ)の苦悩や葛藤も描かれていて過去の傷を清算するのも次回見られそう。大石さんの愛だな…… 

次回最終話!
大石さんのドラマが終わってしまう……次は大河までお預けか。


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