スカーフをつけるのはまだ早かった話
お正月ぶりに、帰省しました。
帰省中時間ができたのでこうやってnoteを書けているわけです。
私は帰省したら基本家から出ない。友達と会う予定などは作らない。帰ってきました~とはSNSに載せない。
家に帰ってきた時くらい、お気に入りの場所で永遠ゴロゴロしたい。
休みの日は何時間でも寝れるタイプの生粋の睡眠家です。
都会から田舎に帰るので、巻いたこともないのにちょっとスカーフ巻いてみたり、華やかなメイクをしてみたり、ちょっとだけかっこつけて帰りました。
「都会暮らし、楽しんでいるのよ」
っていう、ささやかなアピールのつもりでした。
帰ってきてすぐ、今回のお目当てである「マイナンバーカード」を作りに、市役所に向かいました。
オンライン申請して、一ヵ月後に交付通知書が実家に届き、
やっとこさ、その2週間後の昨日、地元の市役所に来れたというわけです。
(オンライン申請なんて書かれてるから、オンラインでカードが出来上がるのかと思っていたよ…人生そんな甘くなかった)
今回、用事として初めて市役所に入りましたが、
うちの母は元市役所職員。もう退職してますが、子どものころはよく遊びに行き、母の同僚の方がお菓子くれたり、私と兄をかわいがってくれたり、私の中では親しみのある場所でした。
今考えると、子ども遊びに行くのもやばいし(たぶん休日に物取りに行く程度)、自分の時間削って、人んちの子にかまってくれるのもやばい。
あ~この空気懐かしいなぁ~とか、私も大人になったなぁ~などと思いながら、手続きを進めていき、
まあ小さな市やし、珍しい名字やし、母の子だと気づいてる人もいるかなあと思いながら、わざわざあの母の娘ですなんて言うのもおかしいしな~とか思いながら、手続きが終わり、
帰り際に
「お母様によろしく~べっぴんになったね~」と言われ、
えっ……
!!!!!!!バレてる!!!!!!!
そういえば、このおばちゃんよく見ると、子どもの頃いつもヤクルトくれたお姉さんに似てる!(めっちゃ失礼)
3人ほどの職員さんがニコニコしながら対応してくれたけど、今思ったら3人もいる!?暇やん!!!!(めっちゃ失礼)
バレてた恥ずかしさ
べっぴんと褒めてもらえたうれしさ
それやったら話かけておけばよかった後悔
ていうか顔見て気づけよっていう後悔
を胸に抱え、母の待つ車に戻るとすぐに
母のスマホに「娘ちゃん見たよ~」の文字。
それだけでなく、「スカーフ洒落てる~!私もこれ巻いとこうかしら!」の文字。
※参考資料
この小さい市内では、スカーフはまだ早かったか…
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