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好きな場所とDOMANI・明日展
先日、「DOMANI・明日展 2021」に行ってきました。毎年開催されている展示会で、新進作家さんたちの作品を見ることができます。
DOMANIが開かれている国立新美術館は、私の一番好きな場所です。東京に来たてで周りが知らない土地や知らない人ばかりだった時に、姉が遠くから足を運んできてくれて
「いい所があるよ。面白い展示会もしてるから見に行こう」とここに連れてきてくれました。
何がいい、とかはよく分からないのですが、なぜか落ち着きます。落ち着く場所があるのは、すごく心強いです。
姉は「東京にあるいい所」だけを教えてくれて颯爽と帰りました。動きがめちゃめちゃ速かったです。
DOMANIの話に戻ります。
今年はどんなのがあるのかなぁ、と電車の中からワクワクしていました。美術館がある乃木坂駅は、電車出発時に乃木坂46の曲が流れるからそこも好きです。
美術館に着いて、中にワーッと入って行きました。
ボーッと見ました。髙木大地さんの作品です。
きれいで不思議な感じがして、どの作品もボーッと見てしまいました。描かれてるめちゃくちゃ細い細雨が好きです。
「なんこの部屋!」と思った部屋は、袴田京太郎さんの彫刻作品が展示されてました。
カラフルなところはアクリル板を重ねてるそうで、近くで見ると透き通っている色がありました。
写真1枚目のカーテンとの境目のカラフル涅槃仏は、涅槃仏が好きだったので、新型の涅槃仏を見れた感じがして嬉しかったです。
部屋が暗くなっていて入ってみると、お皿が割れていて、光が刺さってました。新里 明士さんの陶磁器の作品です。
これは焼き上がる前にわざと少し傷をつけて、焼かれている時に亀裂が入るその一瞬を形に残したものだそうです。
一瞬がずっと残る作品、不思議で素敵やなと思いました。
新里さんの作品は、蛍手という技法を用いているそうです。
「蛍手(ほたるで・とうで)は、透かし彫りをした作品に透明釉をかけて焼き上げる技法。つまり、いったん器面に穴を開けて、釉薬(うわぐすり)で穴埋めをした状態だそうです。」
なんのことやろう…?
と思ったので調べると
「釉薬(うわぐすり)は素焼きの時に陶磁器の表面に塗る液体。焼くとガラス質になって、水の浸透を防ぎ、つやが出る」と書いてました。
この器が透き通ってきれいなのは、蛍手という技法を用いて、一つひとつ丁寧に彫ってるからなんだと感じました。
こんなきれいな器で晩酌できたらもう人生最高なんやろうなぁ。
出口まで行って、どうしても気になるのでまた亀裂の入った器を見に行くというのを、何回もしてしまいました。光で透き通ってるのが本当に綺麗でした。
私は見るだけだったのに、体は運動したあとみたいになってました。楽しかった〜!この状況下で開催するのは大変だったと思うので、本当にありがとうございますと言いたいです。また来年も行きたいです。
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