<絵本紹介004>人生を変える大切な人との出逢い
私は、小学校まで登り1時間!信号なし!の奈良の田舎で育ちました。
なので(?)海にかなりの憧れがあります。
泳ぎも得意ではくせに、海が大好きです。
ご紹介する絵本は、第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(※1)を受賞した絵本「海のアトリエ」。
タイトルと表紙を見ただけで、大好物なのは分かっていました(笑)
おばあちゃんの家に飾られていた一枚の少女の絵。
その絵の少女は実はおばあちゃん。
不登校だった幼い日のおばあちゃんが、知り合いの絵描きさんと「海のアトリエ」で一週間過ごすお話です。
小学生のころ、時々遊びにきてくれていた母の独身の友人が、いつも一人の人間として接してくれていたのが本当に嬉しかったことを思い出しました。
縁あって教育にかかわる私
ある人との出逢い
たったひとつの言葉
が、人生を変えることがあることを
いつも心にとめておかなければ…と思うのです。
読み書きせ時間:約9分
(1冊を息子達に読み聞かせたときに私がかかった時間です)
(※1)Bunkamuraドゥマゴ文学賞
パリのドゥマゴ賞のユニークな精神を受け継ぎ、Bunkamura創設1周年の1990年9月3日に創設された文学賞。
受賞作は、毎年かわる「ひとりの選考委員」によって選ばれます。
第31回の選考委員は「江國香織」さんです。