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2021年11月 全体の暦と季節柄

こんにちは、暦鑑定師のひさとみゆりかです。
いつもInstagramや暦レター、ラジオなどでご覧いただきありがとうございます。こちらでは公式LINEにご登録いただいたみなさまに毎月、その月1ヶ月の暦と季節柄をお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
※配信は毎月1日10時頃です

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11月全体の暦よみ

立ち止まる 第二章の始まり

10月は前回の暦よみ通りに緊急事態宣言も明け、久しぶりに人々が笑顔で歩く姿が鎌倉にも戻ってきました。みなさまも集まりがあったり、“楽しいな”という感覚を体感しているのではないでしょうか。

その中で10月後半、具体的には27日の天赦日を境に陽のエネルギーがピークを迎え、30日からこの11月初旬、陰に転じています。

10月末あたりから忙しさや、賑やかさに自分自身の心と体が置いてきぼりになっていませんか。今月11月は暦上とても大切なときです。ぜひゆっくり自分自身と会話できる時間をつくってください。癒しの時間も必要です。

10月が【動】であれば11月上旬は【静】

ですが11月中旬には2021年最後の天赦日がありエネルギーの切り替えが行ったり来たり・・暦をたよりにより楽にお過ごしいただければと思います。

もう少し詳しく暦をみていきましょう。

10月30日〜11月11日 八専(はっせん)

10月末から陰の転換が深まったのはこの八専の影響でしょう。さらに大きなくくりでみると10月20日から11月6日まで秋の土用期間にあります。この八専も土用も、定期的にめぐるときですが重なり方が今回はしっかり。

またそこに朔(新月)が5日の朝にめぐるのでとても深いですね。八専も土用も大きな変化、動かすことは避けた方がよいとされるときです。特に土用は次の季節(ステージ)へ行くためのエネルギーの調整時。

なので11月は11日まで自身の身体と心を中心において下さい。なんとなく飲み込まれてしまいそうなときは自分本来のポジションに戻れるように整えてください。

そのためには【余白】が必要です。余白を残し、浄化を意識しましょう。

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11月12日 天赦日(てんしゃび)+甲子の日

11月の陰のときを潜り抜ければそこには今年最後の天赦日がめぐってきます。ここに!?というところにあるかもしれませんが、今回の天赦日はトンネルの先に見える光のようなものになるでしょう。

※天赦日がなにか?というのは以下の、暦と季節のページ【天赦日ってなに?】を参考に見てみてください。→天赦日ってなに??

今回の天赦日は甲子の日(きのえねのひ)になります。この甲子の日というのは60日に一度巡ってきますが、この日に物事を始めると末永く繁栄するという吉日です。

そのタイミングで手元に何もなくとも。遠い、自分の続く人生を考えてともに豊かにしていきたいことを育てる1歩をこの日に始めてみてください。

行動が難しい場合はイメージすることでもよいです。またそのために何か物や考えを整理する、そのために無駄なことを手放したり、物理的に掃除をして片づけることもよいでしょう。

痛み、を手放す日としても吉日になるので身体、心のケアの日にしてもよいかと思います。

11月の朔/望

朔とは暦で新月のことを表します。そして望は満月です。暦はお月様ありきでできています。というのも暦でみる1ヶ月は朔から次の朔までの区切りでみており、暦のことを別名、太陽太陰暦といい太陰はお月様を表します。

そのため毎月の朔と望はとても大切でそれぞれの暦の重なりでテーマが見えてきます。ここでは毎月の朔/望のテーマについてもお伝えしていきます。

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朔 11月5日 6時15分

11月の朔は、ちょうど陰の暦の八専、それから土用期間のなかにあります。また【あやぶ】という暦注が重なります。手放しを強制的にうながしているときなので本当に大切な物から手を離さないようにしてください。

また土台を揺るがすときです。もう一度、基礎から、というリスタートになるかたやリフレッシュした方もでてくるかもしれません。

上手に今回の朔と向き合うコツは、リフレッシュ。今までにない発想の転換やアイディアも生まれるときです。そのアイディアを受け取るためには自分に自信がないと難しい。芯を固めましょう。そして比較したり、焦りがでない環境を整えるようにしてください。

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望 11月19日 17時57分

朔に変わり望(満月)はとても優しく、文字通り明るいお月様です。お願いごとをするのであれば11月は望に。今回は夢叶う【成就】の【なる】という暦が重なります。未来を明るくする夢を描きましょう。

また新しいものの購入もよいお日柄です。なにか気になっているものがあればここで手に入れましょう。

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11月の季節柄

そして最後に今月の季節柄についてもお伝えさせていただきます。

暦では季節のことも外せない話題で、日本、そして日本人としてこの細やかな季節と感情の移ろいを大切にしてきた文化をぜひ体感してみていただきたいと思います。

<二十四節気>

二十四節気(にじゅうしせっき)とは1年を24個の季節にわけた古くは中国からきた考えかたのひとつです。ひとつずつの季節が約18日間で表現され、日本の季節の移ろいの細やかさ、またこの季節に合わせたお仕事を行うことでよい丁寧な暮らしがすごせると感じています。二十四節気は毎年少しずつ日付がうつり異なります。この11月では2つの季節がめぐります。

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立冬(りっとう) 11月7日 13時59分〜

立冬(りっとう)という季節が7日から21日まで続きます。立冬とは冬のスタート。この【立】という漢字は、始まりを意味します。そしてこの立冬前日までが秋の土用です。寒さも深まり、温かいものがおいしい季節です。冬の季節感を楽しんでください。

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小雪(しょうせつ) 11月22日 11時34分〜

小雪(しょうせつ)が22日から12月6日まで続きます。二十四節季にはこの、小さいという漢字がつく季節の次に、大きいという漢字がつく季節が順繰りに巡ります。(なのでこの次は大雪)山には雪が積もるころ。早くも年末が見えてくるときです。

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<季節ごと>節分 11月6日

土用は春夏秋冬、各季節の間に約18日間あります。そしてそれぞれの季節の土用の最終日が【節分】。節分というと2月の豆まきを思い出すかたがほとんどだと思いますが、各季節ごとに邪鬼払いが必要なのです。(鬼は外というのはここからきています)

なにも毎回豆まきをする、というわけではなく溜まった疲れ、邪気を払いまたスタートラインに気持ちよく立てるように。

整えてみてください。お風呂に塩を一つまみ入れて入浴したり、ニンニクや柑橘など香りが強いものを食べたり、掃除をしたり、運動をしたり。

ぜひ節分の夜には「あ~、すっきりした!」という感覚になるように調整してみてください。このすっきり、という気持ちが邪気払い完了の合図です。

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この11月はまた陰の世界がぐっと深まったあとに、反発した陽のエネルギーという陰陽のバランスを保つことが意図的に必要になるときです。

10月は“楽しい!”という感覚のままに動けてよかったかもしれませんが、この11月は少し変化させてみましょう。

そしてこの陰のときと上手に付き合ってください。次回はもう今年2021年最後の暦よみですね。寒さも深まりますので、お身体、心ご自愛のうえお過ごしくださいませ。

また次回、12月1日にお会いしましょう。

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最後にご案内・・

夏ごろに一度募集させていただきました、日本暦検定のメンバーさん。
10月27日天赦日に晴れて合格者の方が誕生しました^^

そして来春の正式公開に向け、リクエストをいただきましたのでもう一度だけ私が直接お話させていただく講座の日程をご準備いたしました。

第二期メンバーさんになってくださる方をあと数名募集させていただきたいと思います。ピンときた方は以下より募集内容をご確認のうえお申し込みくださいませ。

https://koyomitokisetsu.com/news/20210628/2812/

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名称未設定 (1200 x 810 px) (Instagramの投稿) (1040 x 1040 px)

おかげさまで初日にプロジェクト達成いたしました!
引き続きご予約受付中です。

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