画像_16

PanasonicがLマウント→m4/3アダプターを作ったら(初夢)

この記事は、現在m4/3レンズを複数持ちLumixを使っている私が、将来も安心して現在のシステムを維持・拡張していくためにPanasonicに期待することをまとめたものです。(個人の妄想ですので念のため)


m4/3ユーザーの心配事

マイクロフォーサーズ(m4/3)は、システムを小型にしながら現在の写真鑑賞環境において十分な画質をもっていて、もっと評価されて良いと思いますが世間の話題という意味ではそうはなってはいません。

実際、PanasonicはフルサイズのLマウント機をラインナップに加え、FujifilmはAPS-CのXシリーズとは別にラージフォーマットのGFXシリーズを持っており、大きなフォーマットに対する期待が大きいことが分かります。

メーカーとしては2つのフォーマットの特徴を理解して、両方のシステムを買って欲しいと思っているはずですが、現実には2つのシステムを持ち歩くのが大変だったり、なによりもお金が沢山かかるため一般的ではありません。

このままm4/3のままでいるのか、それともこれ以上システムに投資する前に大きいフォーマットに対応したマウントにスイッチするのかを毎年CP+の時期が来ると考えてしまうのです。


1マウント2フォーマットの魅力

一眼レフではほぼ全てのメーカーが銀塩カメラから続くマウントを使ってフルサイズとAPS-Cの両方のボディを出しています。ミラーレス機ではSony、Nikon、Leicaが同一マウントで同じように2つのフォーマットに対応しています。

1マウント2フォーマットの魅力は、フルサイズ機にAPS-C用のレンズを付ける場合にはクロップ(撮像素子の一部だけを使う)モードで利用できることにあります。この方式の素晴らしい点は1本のレンズを2つの画角領域で使うことができ、荷物を圧倒的に減らすことができる点です。

例えばフルサイズの24-200mmレンズを1本持っていれば、フルサイズの時にはそのまま24-200mm、APS-Cのときには36-300mm相当として使うことができます。

Panasonicならもっと大胆にできる

もしもPnasonicがSonyやNikonと同じように同一マウントで2つのフォーマットに対応してきたとしたらどうでしょうか。普通にはLマウントのAPS-C機を出すことが考えられますが、Panasonicにはm4/3の素晴らしいレンズラインナップがありますので、それを利用することでAPS-C対応のレンズを出すことなく、SonyやNikonに対して小型軽量のメリハリの利いた使い分けができるようになります。

画角領域でもフルサイズの24-200mmレンズが、m4/3では48-400mm相当として使く事ができ、両方を合わせた画角範囲は24mmから400mmとより大きくなります。

具体的にはボディのマウントをLマウントに統一し、Lマウント→m4/3アダプターを作り、これまでのm4/3レンズを使うときにはこのアダプターを介して使用するようにします。ボディの方は2つのクラスに分け、フルサイズでは高画質を、m4/3では手振れ補正や連写速度などを追求していきます。

マウントが大型化することで、これまでのm4/3機の良さである小型軽量が無くなってしまいそうですが、Lマウント機のSigma fpのサイズを考えれば、マウントサイズが原因で大型化するということにはならないはずです。

Lマウント化したm4/3フォーマットの合成画像(上)です。SIGMA fp(下)を見慣れていると特に違和感はありあせん。


どんなマウントアダプターになるのか

Lマウントとm4/3マウントは共にフランジバックが20.0mmとなっているためLマウントの内径の中(Lマウント径51.6mm、m4/3マウント径40mm)だけでアダプターを加工することになりますが、アダプターによるレンズの飛び出しも無く、重量も無視できる範囲にできるため、実現すればより自然に使うことができそうです。

フルサイズ機にマウントアダプターを装着したイメージです。電気接点の位置が上下で分かれていることからも、接点機構も無理なく収めることができそうです。

カメラ業界大混乱??

このマウントアダプターが実現すると、いろいろなことが起きるかもしれません。

現在マイクロフォーサーズを使っているユーザーが、フルサイズ機にステップアップする流れが作られます。SonyかNikonか、それともCanonかと考えていたものが一気に、PanasonicやSIGMAという選択肢に傾きます。

可能性は低いかもしれませんがOlympusがLマウントアライアンスに参加することも考えられます。

私の「初夢」はいかがでしたでしょうか? CP+前にはカメラについて色々妄想が広がります。

合成画像にはLumix GX7MK3とLumix Sのマウント部を使わせてもらいました。製品ページはコチラ(https://panasonic.jp/dc/g_series/products/gx7mk3.html

SIGMA fpのページはコチラ (https://www.sigma-global.com/jp/cameras/fp-series/)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?