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stand.fmをはじめた時のおはなし。

2020年12月27日にstand.fmをはじめました。

理由?それは「なんとなく、おもしろそうだったから」

stand.fmというのは、音声配信のプラットフォームです。ここ数年でVoicyやstand.fm、spoon、radiotalk、himalayaなど色々な音声配信サービスが登場しています。

2020年はコロナ禍初年度でおうち時間をどう過ごすかという日々。外出が難しい中で何か新しいことができたらいいなと思っていました。そんなときに実はずっと興味があったのが「音声配信」。その夏、なにかしてみたいと思って調べていると「Voicy」というのがあるぞと、それで登録してみようかなと詳細を読むと「審査制です」と。…え?審査されちゃうの?

これは素人にはハードルが高すぎる。ふと思い立った音声配信への興味は、そのままそっと意識の奥に追いやられました。

数ヶ月たち年末。そう、あの2020年12月27日です(大げさ)。ほぼ年内の仕事を終えて昼間ネットサーフィンをしていると、音声配信「stand.fm」というのが盛り上がってきているという記事が。しかもそれはVoicyとは違って誰でも登録できるらしい。年末年始をどう過ごそうかと思っていた私に、2日遅れのクリスマスプレゼントが届いたと思いました。

すぐ、どんなラジオにしたいか考え始めました。

ちなみに私はブログを今まで何回もやろうとして、うまくいった試しがありません。その理由が「はじめに設定やルール、縛りを固めすぎて、それで満足してしまう」なんです。今回はそれらを固めすぎないようにしたいと思いながら、やはり性分というのは変えられないもので、昼間の仕事机でしっかりと設定を考えるますたーがいました。

「短時間配信」を可能にする設定はなにか。

音声配信をする時にまず考えたことは「収録時間をどのくらいにするのか」でした。

YouTubeなど視聴することも多かったので、収録時間が大事だというのはなんとなくわかっていました。あと、素人が長時間話しても聞いてる人はしんどいなと。せっかくなら、短時間配信を可能にする設定があればとても自然だと思ったわけです(発想のベクトルが変)

設定はなぜかすぐに決まりました。

「喫茶店のマスターが、閉店間際に来店したお客さんを相手にどうでもいい話をする」

これなら閉店間際なので、そんなに長い時間話せない。5〜10分くらいの時間の縛りがこれで完成したわけです(途中から収録が10分どころか20分を超えることもありましたが)。

お客さん的には、閉店間際にきてマスターのどうでもいい話を聞かされ、長居もできずにコーヒー代金払って帰らされる(設定ね)のでたまったものじゃないですね。

その設定からラジオ名も決まりました。
「今宵も閉店間際」

初期のサムネイル。今はタイトルが「今宵も閉店間際にようこそ」になっています。(22年1月時点では「今宵も閉店間際に」)

いい設定があればサムネイルやラジオ名、ラジオの出だしのセリフまで全てスムーズに決まります、アイデアが広がります。コンセプト設計がいかに大事かということを「あそび」だったはずのstand.fmから学びました。人生に捨てる部分なんてありません。

もうひとつの大事な設定(というか仕掛け)

もうひとつ、とても大事な設定(仕掛け)があります。

色々stand.fmに関する記事を読んだ時に「音声のSNSのようなもの」と書いてありました。「いいね」や「コメント」もできると。ということは、配信者やリスナーと双方向でやり取りするケースが増えるわけですよね。そこでどうすれば親近感を持ってもらいやすいのかを考えました。

そこで出たひとつの結論が「呼び方」でした。要するに「どうすれば呼び捨てしてくれるか」って事です。とは言っても名前の呼び捨てはハードルが高いので、いかに負担なく呼び捨てできる名前にするのか。あだ名みたいなものですね。

新学期とかでもそうです、クラス替えをして初対面の人がいて、その人があだ名で周りから呼ばれていれば、自分も呼びやすかったりします。あだ名や通称があると距離を縮めやすいんです。呼びかける側も、通称で呼ぶことでより親近感を増していくわけです。呼べば呼ぶほど無意識のうちに心理的距離が縮まっていくという、、、こわいですねえ。

ちなみに話は変わりますが商品やサービスの開発企画で、もし省略されて呼ばれるならどうなるか、親近感のある感じになるかとか、語呂がどうなるか、響きはどうか、そこまで考えることもあります。

さて、「そんな呼び方をどうするか問題」は設定が大いに役に立ちました。喫茶店のマスターの設定だったので、いっそのこと名前を「マスター」にしてやろうと思ったんです。マスターにさん付けって普通しないですよね。

一応名前も入れておこうということで「マスター(HIRO ※当初はpitch)」にしました。マスターだけにしておくと、マスターさんと呼ばれる可能性があるなと。名前はHIROだけど、通称はマスター。よしこれでいこう。

というわけで、喫茶店のマスターのできあがりです。

そんなマスターことますたーがやっている「今宵も閉店間際にようこそ」ぜひ遊びにきてください。ややこしいですけどスタエフはマスターで、noteと Twitterはますたーです。意味はあるようでありません。

最近の配信はLIVEが多いので、ぜひ1回目の初々しいますたーでも聞いてやってください。

▼記念すべき1回目の配信。(これを紹介する恥ずかしさたるや)

▼マスターの「今宵も閉店間際に」

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