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日本の現実を象徴する。。。。 寂しいが  No4824

 円安が止まらないのは 日米の金利差だけが原因ではないと何度か申し上げてきた。

日銀の神田財務官も介入による円安阻止をあきらめたのではないか❓?との報道すら出てきた。


そう 日本の国力 そのものが落ちてきているのである。

特に20世紀後半に世界を凌駕した  

 「ものづくりニッポン」

はもはや 過去の話になってしまった。


 円安になれば海外に出ていた製造業が戻ってくる・・・という 黒田前日銀総裁の思惑は結果としては間違っていたようだ。

一向に 日本に製造業が回帰する気配がない、それどころかもはや韓国・中国の後を追いかけるありさまである。



 ものづくりニッポンは遠くになりにけり


を象徴するようなニュースが 日経にさらっと出ていた


  旧三菱航空機が特別清算申し立て 負債総額6413億円




小生が大いに期待し本ブログでも何度も取り上げた MRJ→MSJ 日の丸ジェット旅客機の製造を担うはずであった 旧三菱航空機が特別清算される。

 負債は自身の6413億円のみではなく親会社の負担を合わせると1兆円を超えるはず。

 夢は潰えた。

この出来事は 日本の製造業の敗北を意味するのではないか?? そういう風に思える。

小生はものすごく残念である。




ところで 「損失が1兆円を超える」という表現が 今では普通に報じられていることに気が付いた。 最近報道されるその手のニュースはそのほとんどが投資や投機・ファイナンスといった金融がらみの話である。

 今や お金がお金を生んだり消滅させたりする。

モノづくりで1兆円御損失を出すというのはとんでもないことだが 投機筋の1兆円の損失はかなり軽んじて報道されているような気がする。

 ソフトバンクグループなんてこの数年で 数兆円の損失をいとも簡単にだし 翌年には数兆円の利益を上げるのである。

 それって正しいことなのだろうか ????


 MRJ 旧三菱航空機の清算報道を見て そんなことを思うこやじである。

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