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基幹システム SAP って グリコ出荷停止 No4753

本日から本ブログは14年目に突入します。気持ちを新たに くだらないことを・・・・


さて、グリコの商品の多くがシステムトラブルで出荷停止になっている。

記事もいろいろ出ている


  グリコ「17品出荷停止」巨大プロジェクトで大誤算

  グリコがプッチンプリンを作れなくなったのはITコンサルのせいなの?


現時点で

  プッチンプリン




  アーモンド効果




などが出荷停止になっているそうだ。

小生の大好きな ポッキー




は出荷停止になっていないことでホッとしているが。。。。。


さて、グリコのトラブルの原因は 上記の東洋経済の記事から引用すると


  障害が発生した新基幹システムは、総投資額340億円のグリコにとって

  巨大プロジェクトだった。

  <中略>

  グリコは2022年、40年ぶりの社長交代で創業家の江崎悦朗社長が就任。

  江崎社長はデータ志向の企業に変革すべく、デジタル戦略を前面に打ち出し

  た。全社員を対象に研修を実施し、デジタル人材育成にも取り組んできた。

  そんな戦略の中で、新基幹システムは欠かせない要素の一つだった。


だったとある、この手のシステムはすべてが統合されているので不具合が生じると全体が止まってしまうようだ。


その基幹システムは独SAPの「SAP S/4HANA」への切り替えに伴うトラブルだそうです。

しかも 2025年には「SAP S/4HANA」への切り替え行わなければ旧システムの保守を停止すると言われていたようで。。。(下記 Xへのポストの「さらに表示」をクリックすると、詳しく説明されています

 何と 「SAP」ですか。。。。!!




かなり以前小生の勤める会社のメイン取引先で今は台湾資本傘下のS社が SAPのシステムを導入し対応に苦労したことが思い出された 担当事業部での採用だったようだが 現場等では

  「こんなシステム 使いづらくて仕方がない。。。」

と多くの方がぼやいていたことが思い出される。


多くの企業が導入し実績もある基幹システムなのだが

  導入時には今までのやり方と違うことへの戸惑い

  不慣れゆえの誤入力

  在庫数の不一致による 停止

などが S社の場合も頻発していた記憶が・・・・・・・

もうお亡くなりになられた S社の生産管理担当の係長さんは


  「あんなシステム 使えるない!!」


とはっきりおっしゃっていたが。



上記のツイート主も こう言っている



どうも成功した企業の話を聞いて(コンサル辺りから聞かされて) 今から導入しようとしている企業の経営者が余りにも簡単に導入しようとして失敗するのかもしれない。
(グリコの場合は 2025年という期限を切られていた可能性が高いが)


 それぞれの企業には 過去蓄積されてきた企業文化ややり方があり それらと新しく導入する基幹システムのチューニング(マッチング)を真っ先にやる必要があるのだが、その順番や優先をどこに持っていくかをきちんと議論しないことには 単にシステムを導入すればすべてうまくいくはずもないのだが。。。。。。

 たとえ 今までのSAP を新しいSAPへ切り替えるとしても 今まで使ってきたシステムは各作業者なりに理解し使いこなしてきたテクニックがあるはずで それを無視して新しいSAPにしてもまともに動くはずもなく。。。


それにしても 340億円って 投資してリターンを得られるものなのだろうか??

グリコの場合は小生全くわからないが 少なくとも S社の取引していた事業部では


  それに慣れるための時間

  そのために行わなければならない新たな業務


等を考えれば 投資に合わなかったような気がする



ともかく 生産・出荷が早く回復することを 祈ってやまない こやじである。

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