CSBコイン

銅貨、銀貨、真鍮の3種類のコインがあり
この内2枚と1枚が入れ替わる現象

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レギュラーでもできますが主にギミックを使うトリックです

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アメリカは多民族の国です
日本と違い、陸続きであっても違う国
ということがよくあります

アメリカのマジシャンは様々な国を渡り歩きますから
様々な国のコインを持ち歩いています

例えばこの銀貨。これは普通にアメリカドルのお金です
そしてこちらの銅貨はメキシコのお金です。南米ですけど通貨が違います
そしてこのコインはアメリカの中でもチャイナタウンで使われていたお金です

ちなみに価値としては
銀貨より銅貨の方が価値が低い
これはわかりますね
このチャイナのコインは銅貨と同じくらいの価値です
ですから銀貨1枚と銅貨+チャイナが同じ価値ということですね

アメリカのマジシャンは普段はドルを使いますから
銅貨とチャイナは財布に入れています
(銅貨とチャイナをしまいます)

ご覧の通りです
(一度財布の中身を見せ、閉じてしまいます)

このマジシャンがメキシコに行ったときどうするか?
こうやります
(銀貨を握ります)
こうやって振って上げると・・・
(手の中でカチャカチャと音がします)

(手の中のコインを見せます)
ご覧の通り銅貨とチャイナになり
これで両替ができました

ちなみに消えた銀貨はこちらにあります

(財布を開いて中身を見せ、銀貨を取り出します)

財布の中には他のコインはありません
つまり同じ価値のコイン同士が入れ替わったということですね
(財布の中身を観客に見せます)

このようにマジシャンは
財布の中のコインをいつでも入れ換えたり取り出したりできるのです
(3枚のコインを財布の中にしまいます)


もう一度やってみましょう

さて、まずどのコインを使いたいですか?

(観客が答えます)
わかりました。これですね
(観客に言われたコインを取り出します)

今はこのコインですが
もし別のコインが必要になったらそのコインに変えます
どのコインに変えたいですか?
(観客が言ったコインに変えます)

このようにマジシャンは
必要に応じて変化させたり
増やしたりするのです
(コインを変化させたり、2枚にしたりして、最後銀貨1枚の状態にします)

そして必要がなくなったら
こうやって財布の中に戻すのです

(コインを消してしまい、観客に財布を開けさせます)

マジックって便利ですよね♪

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CSBコインの基本的な手順は交換現象ですが
この手順の後半は普通にスペルバウンドのような見せ方になっています
交換現象自体かなり強い現象ですから
途中でもう一度くらい交換現象を加えても良いでしょう

「1枚のコインが3枚分の役割を持つ」
というこのギミックは
たった1枚分パームをするだけで
3種の変化が簡単にでき
途中で完全に手を開いて見せることが可能なのが
素晴らしい点です

ただ、強い現象が簡単にできる分
現象をそのまま見せても通用してしまう安易さもあります

素晴らしい現象だからこそ
しっかりと演出をつけて
ポテンシャルを充分に活かしたいところです

このマジックでは
「様々な国に対応して両替する」
という演出にしました
こうすることにより
交換する意味、変化させる意味
が生まれます
それぞれの国の
経済事情、文化の違い、歴史的背景なども加えて話せると
より楽しい演技になりそうですね♪

【マジックウォンド】

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