見出し画像

凍った金魚鉢

ちょこっとご無沙汰こやまです。
めっきりめきめき寒くなって
だいぶグッときています。
この季節の変わり目って、
すごくなんていうか
頭の奥の方からいろんな記憶が
フラッシュバックしてくるような
そんな感覚に襲われます。
それがすごくたまらなく好きです。
生きてきた足跡みたいなものが
全部一気に顔を出す感覚。
ヒリっとするんだけど、
それさえもすごくぎゅっとしたくなる感覚。

いきなり語り出した今夜ですが、
私もだいぶ毎日いいかんじで過ごしています。

もう今年も2ヶ月切ったんだね〜〜
なんて会話が繰り広げられてる頃。
だいぶ早送りされた下半期だったけど、
それでもみんなそれなりに
与えられたスペースで何かを進めている。

もう巻き戻すことは難しくて、
それでも限られた砂が落ちていく中で
少しでも呼吸しやすくと
穴を増やして。


私もこの後半戦は
だいぶ形を変えることになったなあ。
それは世間がきっかけを与えてきたけど
選んだのは誰でもない私で。
ライブという人前で
何かを届けるという出来事を
少しお休みしてきた。
それならそれで生活を丁寧にするし、
その中で生まれる大事な心は
なるべく書き留めた。


でもやっぱり窮屈に思う瞬間はある。
その形でしか伝えようがないときが。


歳が変わる頃には
何か新しいお知らせが
小さい何かでもできたらいいなと
思っています。
私も進みたいし、ね。



こうやって日記を書くことも
大事な一歩。
残したい一歩。

ところで私が歌を続けてる
意味ってなんだっけ?

意味なんか必要あったっけ?


眠くなる手前。
夢の入り口一歩手前まで
きたときの自分の頭の中は
たまに莫大なヒントを落として帰る。
冷静になると
何を言ってるんだろうと
なるんだけど、
覚醒している私の頭では
製造されない言葉とか言い回しとか
表現とか色味とか。
そんな切れ端がたくさん落ちてる。


実はsavon.という曲は
そんなかんじで
とある夏の始まりに生まれた。
今書いた通り、
夢に入るちょっと手前に
いきなりやってきたっけな。
あの子にはこの世界の言葉を
何種類かあげても
あんまり美味しそうにしなかったので
今の形に至っています。
必ずしも言葉って必要ないなと
私の活動の中で気付かせてくれた
1曲です。

もっともっと、
冬の曲とか、
たった3分。
カップラーメンを待っている間の
たったそれだけの出来事を
歌ったり。
そんなものたちを歌いたいな。


思ったより
自粛がすごかったときに
曲は生まれなかった。
産めなかった。

だからやっぱり、
体は思うままに
心が思うままに
行動できる世界はいつも
歌うための栄養をくれたんだと
いつも気付かされます。


ちょっとずつこの形に
新しい角と凹みを見つけて
うまい具合に体を馴染ませることができたら
また新しい歌ができるかな。



焦らず、ゆっくり。
私のペース、で。

また会えますように。


ぽ.


もしも、いいなと思ったらサポートもらえると嬉しいです。もしも、です。