HSPあるある「無言のプレッシャー」を感じる②
元コミュ障HSS型HSPアナウンサーの小屋敷彰吾です(^_^;)
今日のテーマは「無言のプレッシャー」。
以前投稿した続きの記事です。
今回は
・なぜ無言のプレッシャーを感じるのか
・無言のプレッシャーのメリット、デメリット
をお伝えしていきます!
1.外的要因
無言のプレッシャーを感じる要因のひとつは「外部環境」によるものです。
例えば
「失敗に対して上司から厳しく怒られた」
「失敗して取引先から文句を言われた」
「ミスをして恥ずかしい思いをした」
「ミスをして怒鳴られている人の姿を目撃した」
こんな感じで、
自分が失敗をしたことで嫌だと感じる体験、あるいは他の人が失敗をして嫌な思いをしている場面
に遭遇すると、本人にとって「不快な出来事」として記憶されます。
そしてそのような「不快な出来事」を繰り返さないために「無言のプレッシャー」を発生させるのです。
「戒め」、「教訓」とも言えますね。
その「無言のプレッシャー」を感じる状況、感じやすさに関しては、人によって全く違います。
特に繊細な感受性をを持っているHSPにとっては、傷つきやすく、痛みを大きく感じるので「無言のプレッシャー」を感じやすいと言えるでしょう。
そのため非HSPの人にとっては、無言のプレッシャーをそれほど感じない状況であっても、HSPの人にとっては、無言のプレッシャーを感じる状況になることもあります。
このような「外部環境」が「無言のプレッシャー」を生み出すひとつの要因です。
2.内的要因
「無言のプレッシャー」を感じるもう一つの要因は、「自分の心の癖」によるものです。
例えば、
「完璧主義にこだわる癖」
「人の役に立たなければいけないと考える癖」
「他者の評価が気になりすぎる癖」
「責任を果たすことにこだわってしまう癖」
「結果を残せなかったら自分はダメだと捉える癖」
などがあります。
こうした「心の癖」によって、自分に「無言のプレッシャー」をかけてしまうのです。
この「心の癖」は誰しも持っていて、十人十色のパターンがあります。
これは生まれつきの偏りなので、変えることや無視することはできません。
私の場合は「他者の評価が気になりすぎる」という心の癖を持っています。
「なぜそこまで他者の評価が気になるのか?」というと、自分の中に「理想の自分」が存在し、その「理想の自分」と比べて劣った評価をされてしまうことを極端に恐れているからです。
つまり「自意識過剰」。
ぶっちゃけていえばかなりの「ナルシスト」(笑)
だから失敗をすることが怖いのです。
多くの方は「失敗が怖い」と思いますが、その「怖い理由」は人それぞれです。
その様々な理由が、その人特有の「無言のプレッシャー」を生み出しているのです。
3.「無言のプレッシャー」のメリット、デメリット
この「無言のプレッシャー」をここまで「やっかいもの」として取り上げてきましたが、果たして本当に「やっかいもの(わるいもの)」なのでしょうか?
ここでは「無言のプレッシャー」のメリット、デメリットを改めて考えてみたいと思います。
~メリット~
・失敗、ミスを事前に防げる
・パフォーマンス、クオリティが向上する
・目標達成につながる
実は、メリットも結構あるのです。
「失敗やミスをしないようにしよう」という危機感を持つことにより、事前に落とし穴を見つけることができるんですね。
これは人間が狩猟採集時代を生き残る上で欠かせない能力だったはずです。
狩りをしている時代は毎日が命懸けですから、獲物を仕留める際事前に「失敗する危険性」を想定し、それを防ぐことはものすごく大事な能力です。
必要な能力だったからこそ、現代人にも遺伝しているのでしょう。
さすがに現代では命懸けのシーンはそれほどありませんが、それでも事前に「落とし穴」を見つけることで、大きな失敗を防ぐことができます。
また失敗を避けるだけでなく、パフォーマンス、クオリティを向上させることにもつながります。
私の場合は「こんな風に評価される人になりたい」という「理想の自分」がいることによって、高い目標を持つことができています。
そのおかげで技術を高めることができていますし、モチベーションも持つことができています。
無言のプレッシャーはうまく使うことで「プロのこだわり」にもすることができます。
そういう意味では、必ずしも悪いことばかりではないでしょう。
一方で「無言のプレッシャー」は、自分を追い込みすぎるデメリットもあるので注意が必要です。
~デメリット~
・不安、プレッシャーを感じる
・「無言のプレッシャー」が過剰になると、かえって失敗、ミスを起こす
・「無言のプレッシャー」が過剰になると、精神疾患を患う恐れがある
代表的なデメリットは「無言のプレッシャー」自体が「ストレス」となってしまうこと。
「無言のプレッシャー」を感じている状態は、すなわち「神経を尖らせて、気を張った状態」なわけです。
つまりこの状態自体、ストレスを感じている状態といえるでしょう。
特に「無言のプレッシャー」が過剰になってしまうと悪影響があります。
例えば、
「失敗しないようにしなきゃ」という思いが強くなりすぎて、かえって失敗してしまう。
「無言のプレッシャー」を強く感じすぎてしまい、体調を悪くする、うつ病などの精神疾患になる。
こういう恐れもあります。
つまり無言のプレッシャーは、
適度であればパフォーマンスの向上や目標達成に良い影響を与えるが、過剰になると心身に多大な悪影響を与える
ということです。
では「無言のプレッシャーを適度にするためにはどうすべきか?」。
具体的な対処法、自分の活かし方についてはまた次回お伝えします!
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^_^;)
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