歩んできた道が、文章になっていく。

ずっと「本を出したいな」と思って生きてきたんです。
本を出すためには、本を読もう、と考えて、毎日のように読書に明け暮れてきました。1冊でも多く読んだ方がいい、とどこかで考えていた分、読む本はビジネス書や自己啓発本で、ページ数が少ない本が多かったかな。

読んだ冊数をカウントして、どこかで自分が成長し、他の人よりもすごくなったような感覚になっていました。
そして、いざ文章を書こう!と思ったら、"何にも書けなかった"んですよね。恥ずかしながら。

あれ?今まで読んできた本はどうなった?今まで本に投資してきたお金と時間は無駄だったのか?と落ち込みました。本当に。

「なんで書けないんだろう?」と分析して気づいたんですよね。
あ。体験が足りないんだ

たくさんの本を読んできたので、成功者がこんな感じに考えている!というのは知っています。ただ、その言葉を知っている"だけ"で語れるだけの「体験の量も質」もまったくなかったんですよね。

だからこそ、数行で良ければたくさん書けました。

たとえば、

成功者は、早朝に起きている。
夜は連絡がたくさんきたり、誘われたりして中断されるからだ。
早朝は、誰からも連絡がこないので、未来のために時間が作れる。

よくありそうな文章ですよね?
仮にこのような文章を書こうと思っても、当時の僕は早朝になんて起きていなかった。だから、早朝に関する文章なんて書けなかったんです。

誰かの言葉を借りることができれば、文章を書くことをできます。ただ、それは、あくまで誰かの言葉であって、僕の言葉ではないんです。

だからこそ、僕は「体験の量と質」をもっと増やそうと決めて歩んできました。ある時はバンジージャンプを飛び、ある時は富士山に登ったんです。仕事もそうです。少しでも多く仕事を受け持つことで、書くことを増やしていったんです。

今月で僕は33歳になります。
だからこそ、より一層、体験の量と質を上げていきます。
全然、自分が歩んできた道に後悔はありませんが、もっともっとこれからは書けるように、もっとクレイジーになっていきます。

歩んできた道が、文章になっていくから。

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