自分で選んだ”エリーゼのために”

昨日 ”大嫌いだったピアノ再び” 習い始めた記事を書いた。
アプリやらyoutubeを見ながら鍵盤の場所を示してもらえば更に簡単だと気づいて
面倒臭がりの私にとって本当にいい時代になった。嬉しい。

昨日誓った様に途中までしか弾けなかった (3分の2くらいか、、、)”エリーゼのために”を全部弾ける様に頑張ろう!!って張り切っている。

それではっとある事を思い出した。

嫌いで8年も習わされたピアノ、、本当に殆ど何も覚えてないのに
なぜ ”エリーゼのために”だけは覚えているのか。

実はこの曲だけが、あんなにピアノ嫌いだった私が唯一 ”弾いてみたい” と思って
近所の楽器屋さんに行ってわざわざこの楽譜を自分のお小遣いで買ってまで練習hした曲だった。
確か小学校4年生くらいだったと思う。
なぜなら私が習っていた ”怖い” ピアノの先生は ”エリーゼのために”の様な
ピアノ教室でみんなが習っている定番の曲は一切選ばないタイプの人だった。
今思うと結構マニアック系の楽譜ばかり選んでいた気がする。
私にとってもっと聞き覚えてのある、あの頃ピアノを習っていた女の子達が良く弾いていた ”エリーゼのために” の様な曲を弾いてみたかった。

レッスンはあんなに嫌がっていたのに私はこっそり楽譜を買ってまで一人で練習してある程度弾ける様になり、50を超えた今も唯一覚えているのがこれだけなので
やっぱり自分からやりたいと思って臨んだ事しか人って覚えてないもんなんだなーと思うとやたら感慨深い。

今思えばあの先生も私と相性が悪く、何年も何年もやる気のない練習もしてこない私の様な生徒を教えるのもストレスだったと思う。
私がこっそり ”エリーゼのために” を一人で練習していた事を知ったら彼女はどうしただろうか?
もしかしたら私に弾きたい曲を選ばせてくれただろうか。

子育てをしている自分にとってはいい教訓になった。
読書でもなんでも本人がやりたいと思う事をやさせてあげるのが一番なんだ。
分かってはいても難しい事だけど、、、
常に ”エリーゼのために” を思い出して気をつけよう。





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