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R5年度を振り返って

 令和6年3月30日、今日は朝8時からコメダ珈琲店に来ている。指導要領や本を読みながら次年度の構想を立てたり、目先の学級開きのことについて考えていた。新しい実践をやりたい、と思う一方でその実践のデメリットや持続可能性を考えてしまいなかなか進まない現状である。何よりもそこが読みきれないから手をつけづらくあるのだ。

今年やったことって何だったんだろう

今年やったことは、そのデメリットもメリットも持続可能性も少し分かる。そこで、今年やった主な実践をできる限り振り返り来年度に繋げようという思いのもと、文を書き進めたいと思う。

学級のシステム編

①1人1役当番
 1人に1日1個必ずやる当番を割り当てる。
 メリットは学級が上手く回って行くスピードを上げられたり、1人1人の褒めるポイントを作りやすくなったりすること。
 デメリットは⑴自分の当番以外やらなかったり、⑵朝の会当番などを固定することで全員の前で声を出す機会を損失したりすることだ。
 これは継続しようと思う。デメリットの対策については⑴当番活動の趣意説明をきちんとする(クラスの毎日を気持ちよくするために必要、当番活動がなくなるのがゴール、仕事を作り出せる人は優秀な人だ、やってない人を責めるのではなく自分がやってあげればいい)⑵暗唱やスピーチなどで前に出る機会を確保する

②給食当番を細かく決めないこと
 給食当番を大きく3つに分け、その中で対話し細かい役を毎日決めるというシステムだった。前の学級からの流れを踏襲する形でこのシステムにした(クラス替えがなく、その学級に飛び込む形だったため)。
 メリットは合意形成をできるようになっていったこと。複雑ではなかったこと。
 デメリットは会話をしなくてはいけないことや、力関係によってできない当番が出てきたりすること、盛り付けの技能の差が大きく上手く回らない日ができたりすることなどである。
 これは廃止の方向で考えている。それこそ1人1役を1週間続けることで技能が上達したり、働く機会を保てたり、準備のスピードを上げたりできると思うからだ。もちろん趣意説明はきちんとしたい(みんなで食べるものはみんなで準備しよう、準備のスピードが速いクラスはいいクラスだ、給食の準備は実は難しい『みんなが多くの役割を考えながらやらなきゃならないからだ』)ただ、学年主任に相談したり、前年度からの流れも汲む形で弾力的に運用していく。

宿題編

①けテぶれ自学(土日で2回)
 葛原先生のけテぶれを限定的に運用した。2年生には計画というのが難しいかなと思い、めあて→テスト→分析→練習の順番にした。自学のスタート時期ということで、1ヶ月くらい通信に載せたり、友達とコメントを付け合ったりした。怠ける子が出てくると想定していたが思っていたよりは一生懸命取り組んでいた。小テストとセットにして行なったことで、学力の定着も一定は見られた。
 子どもの実態を見ながら継続する。おそらく低学年からは離れそうなので、子どもの自学を拝見し、そこからの組み立てを考えていく。学力をつける、学びが進む自学がゴールだが、自由スペースなど安心感のある自由も持たせていきたい。

②作文
 作文指導は苦しんだ。2週に1回程度出していたが、子どもたちの書くことへの意欲が損なわれていくのを肌で感じた。
 そこで、土居先生の◯年生のための国語科指導法を読み、以下のことを実践する。
⑴作文は毎週(1ページはやるなどの制限は設けない)
⑵金曜日の朝の会に作文を読んでもらう(通信に作文を載せる)朝の会が厳しければ国語のラスト10分など弾力的に運用したい。
⑶反論作文を2学期中盤あたりから行う
⑷ぴったり作文を単元の終わりなどに設定する。(ここで徹底した作文指導を行う)

 学年の先生と合わせつつ、適度で力がつく宿題を日々考えて実践していきたい。
・音読毎日は惰性になっていないか?家庭に依存しすぎるスタイルではないか?
・作文や自学は週予定でだして、学習を調整させるのはどうか?スモールステップは必要だと思うが、
・宿題チェックはどこまでするか?丸付けは業務ではない、がやったほうがいい感じはする。究極は子供が厳しく丸付け、直しをする。

授業編

①国語
 用語を用いた文章読解を継続していく。子どもが見通しをもって授業を受けれたり、用語によって読解が深まることを体感したからだ。高学年になると用語も増えたり、より読解を深められたりするのが非常に楽しみである。

②算数
 授業初めの帯活動、授業回数の約数出し、(例えば20回目だったら1.20 2.10 4.5)を継続する。ノート指導は段階的に自由に近づけていきたい。
①黒板通りに書けていたら★
②黒板+自分の考えを書けていたら★★
③黒板+自分や友達の考え+自分なりのポイントを書けていたら★★★
のような形でノート指導をしていきたい。また、自学とも関連させていき、自分のためのノート作りを推進していく。

③学活
 学級会を充実させていきたい。特に学級力向上プロジェクトは必ず実践したい。

④道徳
 ロイロノートでの振り返りを継続する。また、板書と振り返りを学級通信で公開することにより自分に負荷をかけていきたい。

 今、頭の中にあるのはこれくらいだろうか。2年目になる来年度は、やってみたいことを今年度よりも形にしやすいと思う。やってみたいと思うことにはチャレンジしていき、また、それが子どもたちの身になるように熱く、一生懸命に子どもたちに向き合っていきたい。


 



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