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【無料】ジョアン・モレイラ聖人伝説が再び、ウルグアイ競馬学校に多額の寄付

 ジョアン・モレイラ騎手の南米競馬界への貢献は、南米を代表して世界で活躍しているという彼自身の存在のみならず、物質的な支援によるものでもある。

 4月24日、ウルグアイの競馬表彰であるマローニャス賞の授賞式が行なわれた。2023年の最優秀見習い騎手が発表されるときになって、司会を務めたエクトル・ガルシーア氏は次のように述べた。

「この場を借りて、ジョアン・モレイラ騎手に感謝を述べたい。ウルグアイの競馬学校のために1頭の馬を寄付してくれただけでなく、1月6日にウルグアイで騎乗した際に獲得した賞金の大半も競馬学校に寄付してくれた。この事実を忘れないでほしい」

 毎年1月6日は、ウルグアイ最大の競走であるGⅠホセ・ペドロ・ラミーレス(ダ2400m - 3歳以上)が開催される。他にも1つのGⅠ競走と2つのGⅢ競走が行なわれ、ウルグアイ競馬にとってもっとも重要な1日である。

 ブラジルで騎乗しているジョアン・モレイラ騎手は、ウルグアイ・ジョッキークラブから特別に許可をもらい、開催に参加した。レース前日に開かれた記者会見では、日本の競馬がどれだけ素晴らしいかを力説した。

 レース当日は、パチョーリ(Pacholli)に騎乗してGⅠシウダー・デ・モンテビデオ(ダ2000m - 3歳以上牝馬)を優勝するなど2勝をあげた。また、GⅠホセ・ペドロ・ラミーレスでは4着に入った。

 1月6日にモレイラ騎手が稼いだ総賞金は308万4500ペソ。およそ1250万円である。ウルグアイでは10%が騎手の取り分になるため、モレイラ騎手は100万円ほどをウルグアイの競馬学校に寄付したと予想される。



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