ジョアン・モレイラ、かく語りき
この記事は11月30日にブラジルのサンパウロ・ジョッキークラブが放送した "Papo de Turfe - O Fantasma de Cidade Jardim está de volta" というジョアン・モレイラについての特番をまとめたものになります。
また、以前筆者が運営していた『南米競馬情報局』に掲載した内容をそのまま note に移したものです。
騎手ジョアン・モレイラの誕生秘話
すべては生まれ故郷のクリチーバから始まりました。兄と一緒に工場で働くことになりました。工場のマネージャーが家族の友人だったんです。マネージャーは私が馬が好きなことを知りました。
当時、クリチーバのクソガキ連中の間で馬車の馬を盗むことが流行っていました。夜明けに盗んで乗り回すんです。それが自分と馬とのファーストコンタクトです。
働いていた工場のマネージャーが私たちの『蛮行』を知りました。ある日、私はマネージャーに呼び出され「そんなことをするなら騎手になれ!」と言われました。それで、元騎手だった人物を紹介してくれたんです。
私はその元騎手の家に呼ばれ、競馬で獲得したトロフィーを見せてもらいました。立派なトロフィーでした。それから元騎手が母親に連絡して、私が騎手になるのにふさわしい体型をしていると言いました。
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