【無料】国際サラブレッド生産者連盟の会議が東京で開催、南米からも生産者が出席
5月19日から5月26日にかけて、国際サラブレッド生産者連盟(ITBF)の第18回会議が東京で開催された。
アイルランド、ニュージーランド、フランス、トルコ、インドなど、世界中の生産者が日本に集まり、新橋にあるコンラッド東京で会議を開いた。参加者は5月20日と5月21日には北海道へ渡り、社台スタリオンステーションやダーレー・ジャパンなどを見学した。また、5月19日のオークスと5月26日のダービーも東京競馬場で観戦した。
南米からも多くの生産者が参加した。アルゼンチンからはフィルマメント牧場のエセキエル・バジェ氏、チリからはパソ・ネバード牧場のペドロ・ウルタード氏とイグナシオ・ウルタード氏の親子、ウルグアイからはクアトロ・ピエドラス牧場のディエゴ・サロモーネ氏、ブラジルからはモエーマ牧場のファブリシオ・ブッフォーロ氏と、ブラジル馬主生産者協会のマイラ・フレデリーコさんらが出席した。南米競馬機構(OSAF)を代表して、国際部特別顧問を務めるアルゼンチン人のオラシオ・エスポーシト氏も東京を訪れた。
フィルマメント牧場は2000年代から毎年のようにアルゼンチン最優秀生産牧場を獲得している超名門牧場。パソ・ネバード牧場はチリの2大生産牧場の1つで、カレンブーケドールの母である名牝ソラーリア(Solaria)の生産者である。クアトロ・ピエドラス牧場は世界No.1に輝いたインバソール(Invasor)の繋養地であり、モエーマ牧場はアグネスゴールド産駒の南米王者ドウトールスレーニョ(Doutor Sureño)の所有者である。
南米の生産者を代表し、フィルマメント牧場のエセキエル・バジェ氏が講演を行なった。講演題目は『ラテンアメリカのサラブレッド生産:過去、現在、そして未来(Breeding in Latin America, Past, Present & Future)』である。講演の中でバジェ氏は、日本における南米産繁殖牝馬の活躍について触れた。
バジェ氏とサロモーネ氏、ウルタード氏は5月27日に帰国したが、ブッフォーロ氏とフレデリーコさんはダービーを観戦後に京都に移動し、栗東トレーニング・センターを見学する予定である。
国際サラブレッド生産者連盟の会議は2年に1回開かれており、2026年の会場はフランスのパリになる。
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