SLashな日々

プロローグ 〜説明会参加から受講参加決定まで〜

なにげなくTwitterのタイムラインを眺めていたある日。
「フリーランスWebクリエイター育成スクールSLash」
の文字が。
当時のツイートを検索してみると…

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とりあえず興味を持ったみたいで、説明会への参加を決めた様子。
(この頃、朝活やってたね。AM 3:44)

説明会終了後のツイートも。

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この時点ではまだ迷いが感じ取れるが、いろいろと考えた結果…
「今、申し込まないと俺は絶対に後悔する!」
と、直感に近いものを信じて申し込むことを決意。

数日後、1通のメールが…

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「ま、まじか…!やった…!」
このよろこびを例えるなら…
GLAYのライブハウス公演のチケット争奪戦にて、超絶激戦の倍率の中、見事にチケット当選した時に似たよろこびを感じ、休憩中の営業車の中で歓喜のガッツポーズを決めた!


「初学者とも
プロとも言えない
そんなあなたに」


このフレーズを「これって、俺のことじゃね?きっとそうだよな。」と解釈したこうや。
しかし、まだ初学者の域を出ていないことは後から痛いほど知ることとなる。。

第1章 〜受講開始〜

受講開始までの時間は、Photoshopのチュートリアルをやってみたり。
そして、いよいよ受講開始。
受講生の方々は全国各地から参加していて、年齢も職業もバラバラ。
oViceというオンラインバーチャル空間、通称「ラウンジ」。
使ったことないけど、どんな感じなんだろうかとドキドキ。

積極的にコミュニケーションがとりやすい環境や雰囲気があり、SLashの根底にあるものをなんとなく感じ取る。

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第2章 〜アマチュアステージ(動画学習とプレゼンテーション編)〜

最初の関門は、動画学習をしてインプットした内容を、プレゼンという形でアウトプットするというもの。
インプットした内容をアウトプットすることで理解が深まる。
逆にしっかりと理解できていないと、他の人にわかりやすくプレゼンすることはできない。
また、オンラインという制限のある状況で、誰か他の人に論理的にわかりやすく説明するというスキルは、実際にオンラインでお客さんへ提案する時などに必要とされると思われる。

このアマチュアステージをクリアする条件は、講師へのプレゼンで合格点をとること。
もちろん、合格点を取らなければ次のステージへは進めない。

ラウンジでは連日にわたり、昼も夜も、受講生たち同士で自発的にプレゼンの練習を行い、互いにフィードバックをし合っていた。
最初は「みんなの前でプレゼンするなんて、恥ずかしい。。」
いざ勇気を出してプレゼンしてみると、全然思うように話せなかったり、時間が足りなかったりオーバーしたり。
でも、そこでみんなからもらうフィードバックがとても的確で参考になって、またがんばろうって気持ちになるんだよね。
そして、この「みんなで一緒にがんばってる感」楽しかったな。

実はこの時期、友人から紹介してもらった初めてのコーディング案件の納期が重なり、かーなりバタバタ汗

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実際に初めてコーディングの案件をやらせてもらって、いろいろと感じたことは stand.fm という音声配信アプリにて話しているので、もし興味あれば聴いてみてもらえるとうれしいです。

いよいよ迎えたプレゼンのテスト本番。
案の定ガチガチに緊張しながらもなんとか最後までやり切り、結果は…






ギリッギリで合格!
(80点以上で合格のところ80.7点!笑)

なんとか次のステージへ。

第3章 〜アマチュアステージ(ポートフォリオ 情報設計編)〜

「ポートフォリオサイトか〜!まずは、どんなデザインにしようかな〜〜?」

ではなくて!!

まずはコンセプト設計から。
ミッションや理念、コンセプトといったものを細かく洗い出す作業。
「ポートフォリオって、こんなところから考えるのか…」

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その後、原稿の作成。
ここがほんとーに難しくて、悩み、迷い、もがき、つまづいた。
ちょっと考えただけでは、よくある「寄り添い型」になってしまう。
その頃のツイートを見る限り、かなり迷走していたことがよくわかる。

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迷走して試行錯誤したあげく、東国原元宮崎県知事が憑依している。笑
フィードバックをもらい、修正して、またフィードバックをもらい、を繰り返し…

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講師からのフィードバックは毎回2,000文字超えのボリュームで、時にはマインドマップを使って細かく分析していただくことも。
「こんなに俺のことを深く分析してくれるのか…。そして、自分では気づいていなかった強みがいろいろあるんだな…。」

一番の問題点は、わたしの中で「Web制作」に囚われすぎていたことだ。その固定観念を取っ払うのになかなか時間がかかった。
まあ、無理もないよね。
Web制作の学習をがんばってきて、さらにレベルアップするためにスクールに入ったのだから。笑

しかしながら。HOWEVER。
フィードバックをもらい、少しずつ固定観念を取っ払いながら、自分自身と向き合っていく。

そもそも「初学者」というカテゴリは、あくまでこちら側が勝手に作ったもの。
お客さんからすると関係ない。
お客さんからお金をいただいて仕事をする以上、我々は「プロ」でなければいけない。
いくらこちらが
「全力で丁寧にお仕事させていただきます!」
と言ったところで、
お客さんが求めているのは、
「支払った対価に対して、対等かそれ以上の成果が得られるかどうか」
ただそれだけ。

なので、Web制作で本気で活躍できるようになるには、精神論や根性論ではなく、わたし自身のオリジナリティや明確な強みによってお客さんを納得させなければいけない。
ライバルがそこら中にいる中で、
「こうやさんに頼みたい!頼むべきだ!」
そんなふうに思わせる必要がある。

フィードバックにはこんなニュアンスのことが書かれていた。

初学者と言われる人たちが、プロと同じ土俵で自立して活躍していくためにはなにが足りないのか。なにが必要なのか。
どれだけ自己学習を重ねても、現場の経験に勝るものは一つとしてない。
そしてその経験を積むためには、「普通の勉強」「他の人と同じやり方」「みんながやってる方法」ではダメ。
ライバルがひしめく中で勝ち上がっていくには、他との差別化が必要。

では、今のわたしはどうか?
Web制作のスキルや知識、経験においては強いカードは手元にない。
それでも今持っているカードを最大限に使って戦うしかない。
「戦術」ではなく「戦略」を考えるところに頭を悩ますべきということ。

えっと…今持っているカードってなんだろう?何かあるかな?

それがあったんだわ。

「ベーカリーの店長として、実店舗の運営を約7年経験したこと。」

具体的には、
・毎月収益を出すために、売上げを上げるための施策を考えたり、原価・人件費・経費などを適正に管理したり
・店長という立場で、主婦のパートさんから学生のアルバイトさんまでさまざまな人と接する中で、いかに気持ちよく働きやすい職場を作れるか考えて改善したり
・スタッフを募集・採用する際に、どんな方法が適切で無駄なコストを割かなくても済むのか、面接ではどんなことを聞くべきなのか、試行錯誤したり
他にも細かいことまで挙げていくとキリがないくらい。

そんな、自分自身の過去を振り返る作業は、
「あ、そういえば俺こんなことやってたな!あの頃は日々がむしゃらにやってたけど、いろんな貴重な経験ができてたんだな。」
と、自己効力感を高める作業でもあったように思う。

やっと自分の中の武器のような強みのようなものが見つかった。
あとは、本来やっていきたい事業である「Web制作」とどう結びつけるか。

まずは、現時点で自分ができることとやるべきことを整理してみる。
・できること :実店舗運営のサポートやアドバイザー的なコンサル系の事業
・やるべきこと:お客さんと繋がり信頼関係を構築すること、Web制作の地道な実績作り

コンサルというとちょっと小っ恥ずかしいような気もするが、ひとまずコンサルという括りにする。
もちろん、コンサル系事業も競合は多い。
なので、「個人や小規模店舗に特化」して差別化を図ることを考えてみる。

この頃、わたしはある知人に連絡をとってみた。
以前、店長をやっていた頃にアルバイトスタッフとして一緒に働いていた方で、今は自分のカフェを開いている。
「まさにペルソナにするにうってつけだ!」

急な連絡にもかかわらず、開業する時のお話や現在の店舗運営(特にコロナ禍での現場の話!)についてのお話を聞かせてくれることに。

いろいろとお話を聞く中で
「開業する前に、コンサルに相談しようとしたんですけど、なんとなく敷居が高いイメージがあって遠慮したんですよね。」

なるほど。
たしかに、いわゆる「コンサル」ってなんか、MBAやら中小企業診断士やらなんたら士やら、めっちゃ賢そうな人が出てきそうなイメージ。
(勝手なイメージすみません、決してバカにしてるわけではないです。笑)

それとの差別化として、もっと気軽に相談できるような距離の近い存在でいて、ちゃんと経験に基づいたアドバイスやサポートができるポジション。
そんなところで勝負するのがいいのかもしれない。

そんな戦略で個人のお客さんと繋がり、まずは信頼関係を築くことに注力する。
だんだんと信頼関係が築けてきたら、サイト制作の話も持ちかけやすくなる。
そして、少しずつ実績が増えていき、サイト制作だけでも戦えるスキルや実績がついてきたら、いよいよ事業の軸を「Web制作」に特化する。

とまあ、こんなストーリーを描いてみるわけだが…
もちろんうまくいくかどうかなんてわからない。
正解や答えはない。
ググっても、ネット上に同じやり方で成功した人の情報はない。
そして、やっていくうちに
「やっぱりちょっと違うな。」
と思うこともあるだろうし、ずっと同じやり方に固執する必要もない。
とにかく、常に考えながら模索していくしかないんだよなきっと。

こんな様子で、フィードバックをヒントに、自問自答したり人に話を聞いたりしながら、原稿を再び作っていく。

「こんな感じかな…。何回目かわからないけれど、もう一度フィードバックの依頼を出そう。」

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そして…ついにOKが出た。

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富士山に登るのって、だいたい5合目まで車で登って、そこからようやく歩いて登るんだよね。(大学時代に富士登山にハマり、4回ほど登頂した経験あり。笑)

いやー、とにかく…
「やっとOKでた…!やっと先に進める…!」
という気持ち。
そして、講師のお二人もおそらく
「こうやさん、頼む!投げ出さずにここを乗り越えてくれ!」
という思いだったのだろう。笑
その時のSlackでのコメントからそんな思いが読み取れる。

講師のお二人からはこんなようなコメントが。

「原稿確認しましたが、以前のよりかなり良くなったのではないかと思います!
実店舗運営の経験が長いので説得力もあり、差別化もできそうです!
とりあえず、ワイヤーフレームに進んでOKです!
やっと先が見えてきましたね^ ^
引き続き一緒にがんばりましょう!!」
「原稿、拝見しました!
初回のものと比べると見違えるくらい、きちんと設計された情報になりましたね!
こうやさん自身とても悩んで苦労して作られたんだと思いますが、講師としてもとても大きな成長を感じられて、とても嬉しいです!
大枠はこれで問題ないのです、本当にお疲れさまでした!
引き続きがんばりましょう!!」

ようやく一歩前進。
この時期、本業の方は繁忙期にさしかかろうとしていた頃で、なかなか時間が取れない状況に突入。
まだまだスムーズにはいかないのであった。

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第4章 〜アマチュアステージ(ポートフォリオ ワイヤーフレーム作成編)〜

クリスマス期間の繁忙期を乗り越え、バタバタと年末を過ごし、2022年がスタート。

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原稿をもとに、ワイヤーフレームの作成を進める日々。
気がついたら、原稿のテキストをただただ並べているだけになっている。。
デザインのアイディアが全然思い浮かばない…
「自分はきっとデザインのセンスがないんだろうなー」
なんて思っていたけれど、それはちょっと違うのだろう。

デザインに触れていない

自分の中の引き出しになにも入ってない状態

デザインのアイディアが浮かばない

ということで、とにかくいろんなデザインに触れて、それを参考にしたり自分なりに分析をしたりすることで少しずつ引き出しが増えていくのだろう。
そんなことを考えながらも、なんとかワイヤーフレームを作成し、フィードバックを依頼する。

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テキストを変なところで改行すると、画面幅の可変により意図しない改行が行われてしまうことがあるので、基本的にはむやみに改行しないほうが良い。
また、テキストをなんとなく「中央寄せ」にしてしまうと、改行した先のテキストの先頭を探すのに地味にストレスになってしまうことがある。そして、可変した際のレイアウト崩れの原因になりがち。
このあたりは、今まで「なんとなく」やっていたテキストの配置が「なぜ良くないのか」を根拠をもとに説明してもらい、「なるほど〜!」の連発。

スケジュール的には大幅に遅れながらも、なんとかデザインのMV/FV(メインビジュアル/ファーストビュー)の作成へ進むことに。

第5章 〜アマチュアステージ(ポートフォリオ MV/FV作成編)〜

メインビジュアルのデザイン。
あいかわらず、アイディアが浮かばない。
素材を探しまくっていたら謎の画像を発見したり。笑

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苦戦しながらもフィードバックを受けて、修正して、を繰り返していく。
そして、カリキュラムは次の「チームサイト制作」へと…
あー、ポートフォリオが完成しないまま、チームサイト制作へ突入するのかー!

第6章 〜アマチュアステージ(チームサイト制作編)〜

チームサイト制作。
このチームサイト制作の目的としては、受講生の「学習・成長機会と環境の提供」とのことだ。
どんなサイトを作るのかというと、次の第2期生募集のためのPRサイトを受講生目線で作るというもの。
そして、SLashの魅力や価値を適切にターゲットに伝え、より多くの受講生候補者がSLashに興味や関心を抱くようなサイトを作るのもチームサイト制作の目的だ。

大きなポイントとしては、講師の二人は制作の「プロデューサー兼アートディレクター」であると同時に、SLashというスクールを展開する上での「課題や問題を抱えたクライアント」であるということ。
つまり、より実務に近い条件や環境での制作となるわけだ。

各チームが作るページは、トップページ、ミッションページ、カリキュラムページ、ラウンジページ、講師紹介ページ、メンバーページの6つ。
チーム編成が行われ、わたしは「カリキュラムチーム」のコーダーを担当することに。

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さっそくチームメンバーでのキックオフ。
まずは、納期から逆算しながらスケジュールを組み立てる。
うん…なかなかのハードスケジュールになりそう。苦笑

チームメンバーで話し合いながら、コンセプトを決めてフィードバックを依頼するも、もう一度全体の見直しということに。
「受講生目線」という点が欠けていたため、再度練り直し。
それにともない、スケジュールも少しずつ押していく。。

そもそもカリキュラムと一口に言っても、多岐にわたる。
動画学習でインプットしたりプレゼンでアウトプットしたり、ポートフォリオ制作をしたりチームサイト制作をしたり、他にも毎週行われる全体講義に加えてロゴ制作や名刺制作。
これらを、受講生目線でいかに魅力的に表現することができるか。
これがなかなか難しい。。
受講生にアンケートを取ったり、毎日のようにラウンジに集まってあーでもないこーでもないと話し合ったりする日々。
「みんなで作り上げていくのって、楽しい…!」

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これは余談だが、ふだんはおとなしい性格で会議や話し合いの場ではあまり発言しない自分が、今回のチームサイト制作では積極的に意見を出していることに、わたし自信少しびっくりしていた。

ある日、デザインのフィードバックをもらった際に、とても大事な学びがあったので、ここに記しておきたい。

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当時こんなツイートをしていたが、詳しく説明してみる。

まずは、フィードバックをもらう際は「とりあえず見てください!何か不明点や疑問点があればご質問ください。」という状態が良いということ。
この時のフィードバックでは、講師に画面共有をしながら「まず、MVはこんな感じで、スクロールするとこうなって、あとは〜」といった感じで講師に説明を始めてしまった。
しかし講師はすでに受講生から説明をされている所よりも下の方を見ていて、受講生からの説明が頭に入っていない状態。
「あれ、さっきこの部分はなんて言ってましたっけ?」
といったようなやりとりが発生すると、効率が悪い。
なので理想的なのは、説明しなくても「とりあえず見てください」で分かる状態に仕上げた上でフィードバックをもらうべきだ、というご指摘を受けた。

次に、決め打ちではなく、選択肢を用意した方が良いということ。
この時、MVのデザインを一つしか用意していなかった。
講師からすると、
「うーん、良さそうだけど、他のも見ないとちょっと決めかねるな…」
という心境になるそう。
なので理想的なのは、案を3つくらい準備した上で、
「3つ案を考えました。自分の中で一番良いと思うのは1つ目です。2番目もまあ良いかなと思います。3つ目は、一応こんなのも考えてみましたという感じです。」
こんな感じで、選択肢があって相手に比較してもらうと納得してもらいやすくなる、ということ。
これは今回のデザインに限らず、何か提案する際などに転用できる考え方かと。

そんな感じで、フィードバックをもらいながら原稿とデザインを修正していく日々。
わたしはコーダーなので、この後スムーズに実装作業に入れるように、準備を。
このあたりから環境構築を進めるも、Dart Sass なるものを使うのにいろいろと苦戦する。
ググっていくつかの記事を参考にしながら、なんとか使える状態に。
Dart Sass は「名前空間」がポイントだね。

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なかなか原稿やデザインがパシッと決まらないが、時間は刻一刻と過ぎていく。
チームメンバーと講師とでミーティングを行い、現状の整理と今後のスケジュールの見直し、各自のやるべきことなどを確認し認識を合わせる。
現実的に考えて、当初の納期は厳しいとの判断で納期を延長。
また、原稿とデザインとコーディング、各自がそれぞれ同時進行で作業を進めることに。

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コーディングについては、まずは実装設計。
デザインの全体像を見た上で、共通パーツの確認したり、レイアウトの構造を把握して block, module, layout に分解したり。
そして、「箱」と「中身」を作っていく。
あとでコーディング作業に入ってから、この実装設計をもっとしっかりやっておけば…!と思う瞬間がいくつもあったな。。

この時期にとんでもないイベントがSLash内で開催される。

「Co-Day(コーデイ)
朝10時から深夜2時まで
16時間ぶっ通しの1日スパルタコーディング合宿!!!」

もちろん参加自由だし、途中参加・途中退室も自由。
なんだか受験生の頃の塾の合宿を思い出す。笑
この日はできる限りラウンジに入って、いや籠もって、ひたすらコーディング!!
「みんなで必死にがんばってる感」が刺激的で楽しかったな。

そんなこんなで、日々コーディングを進めるも、思ったよりも進まなかったり、デザインの細かい修正があって「あ…ここの実装、地味にがんばったのにな…」となったり。笑

講師を交えてのチームミーティングにて、納期を再度延長することに。
もはや延長した納期は、受講期間終了直前に迫っている。

そして4月に突入。
最後の追い込み。
焦る気持ちと少しの苛立つ気持ちを抑えて、ひたすらコーディングをする。
だが連日の寝不足も重なり、思うように進まない。

そして納期前日、4月4日の夜。
Slackの通知が「スッコココ」。
そこには講師からの長文のメッセージが。

こちらには書き切れないほどの、熱い熱いメッセージがそこには書かれていた。

このメッセージを見たときに、いろんな感情が一気に湧き上がってきた。

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もっと制作初期の段階で、スケジュールをしっかりと組んでおけばよかった。
こまめに情報を共有して、誰もが状況を把握できる状態にしておくという意識が低かった。
自分の作業スピードを正確に把握できていなかった。
コーディングにおいて、変更や修正をあらかじめ十分に考慮できていなかった。
他にも言葉に表せないようなモヤモヤが。。
これが実際のお仕事だったら、全然ダメだな、完全にアウトだな。。
スクールという環境で失敗できて、よかった。。

ちなみにこの頃 、stand.fm にて今回の反省もふまえつつ、仕事に対する姿勢や仕事の進め方について話しているので、よかったら聴いてみてください。


そして、翌日。
本業の方では商談があり、朝から夜までバタバタの一日を終え帰宅。
その日の夜には、「卒業パーティー」が予定されていた。
気づいたらもう卒業が目前に迫っている。

第7章 〜卒業〜

卒業の2日前である4月5日の夜、「卒業パーティー」が行われた。
内容はというと、受講生みんなからそれぞれ6月間を振り返っての感想や今後の活動についてのお話があったり、各賞の受賞者の発表があったり。
そのあとはラウンジに集まって、自由に雑談タイム。
この日くらいはと、ひっさしぶりにハイボールを。
みんなでくだらない話や他愛もない話をしたり、なんとも居心地の良い時間が流れ…
あとから振り返ると、楽しくてずっと笑っていた気がする。笑

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ちなみに次の日は、息子くんの小学校入学式があり、寝不足・二日酔い・花粉症の三重苦と戦うこととなる。


4月7日、ついにSLash卒業。
卒業というには、いろいろと中途半端になってはしまったが。
6ヶ月間の受講期間を終えて、いや、駆け抜けたと言う方が正しいかもしれないが、率直な感想は…

「よくリタイアしないでなんとか食らいついたなーおれ。笑」

本業あり、子育て(大したことはやってないけど笑)あり、という状況。
決して楽ではないカリキュラムの中、全然スケジュール通りには進まなかったものの、最後に卒業パーティーで笑って過ごすことができてよかった。
言うまでもないが、最後まで投げ出さずにやり切れたのは、講師のお二人がいつも真摯に向き合ってくれたからであり、サポートの方が裏で運営のサポートをしてくれたからであり、受講生のみんなが一緒に走ってくれたからだ。
こんなに仲良くなれるなんて思ってなかったな。。

受講前は、コーディングだけ学習していて、Webについての全体像がまったく分かっていなかった。
Web制作の世界で活躍し続けるために必要なものはなにか、そして現実の厳しさというものを知った。
自分では気づいていなかった、自分の強みや他者との差別化ポイントに気づくことができた。
そしてなによりも、かけがえのない素敵な仲間と出会えた。

番外編

番外編というか、流れ的に書き切れなかったのでこちらで。
毎週行われる全体講義。
毎回異なるテーマで、時にはインプットしたり、時には手を動かしてアウトプットしたり、特別ゲストの方から貴重なお話を聞いたり。
「こんな話、今まで聞いたことない…!すごい!おもしろい!」
「あーバナーデザイン、全然できないわー。それにしてもみんなのバナー、個性があっておもしろい!」
全体講義の日は毎回、いつもより早く子供をお風呂に入れて歯みがきして寝かしつけの体制にさせて…あわててパソコンを開いてZoomに参加っ!笑

エピローグ

SLashとはなんだったんだろうか。
オンラインのスクールなのだけれど、スクールとはなにか違う気が…とはいえ適切な表現が思いつかない。
とにかく、自分にとっては「環境」が用意されたことが成長につながったのはたしかだ。
インプットした内容をプレゼンという形でアウトプットし、テストをクリアしないと次のステージに進めないという環境。
自分でスケジュールを立てて、それに沿って納期までに制作を完了するという環境。
答えや正解はないし、うまくいくかどうかなんて誰もわからないという事実をあらためて認識し、その上で自分自身と向き合い、考え尽くさなければならないという環境。
より実務に近い環境でのチームサイト制作。
いつでも受講生や講師がいて、直接フィードバックをもらったり気軽に雑談をしたりして、気づけば「第3の居場所」となっていたラウンジという場所。


こんなに濃い6ヶ月間が過去にあっただろうか。(いや、ない)
SLashを卒業し、新たな「Start Line」に立った今、あらためて未来を見据えて、今やるべきことをしっかりとやっていきたい。

またどこかであいましょう

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