ごめん。僕の中でも、ダメじゃん。
昨日書いたお話なんですけどね。
で、やはり興味があって色々探したんです。
「奥本海默」と書いてオッペンハイマーだとわかりました。
「奥本海默」で、検索した結果。
まずはこの記事
この記事自体はニューヨークタイムスの翻訳のようなので、アメリカ人視点なのかもしれないけれども、中国語での記事でそれぞれ本人の人生の概略と事件がしっかり載っています。
これ→《奥本海默》:关于天才、狂妄和错误的难忘三小时に関してもすごくしっかりと映画の解説をしている記事で偏りもなく、初めすごく驚いたんだけど、これもニューヨークタイムスだったので中国国内の、という感じではなかったのです。
でも、個人に非常に近いものを見つけてしまったのです。
中国最大のソーシャルメディアサービスweibo・微博です。
これ、日本語訳して読んでみると大変興味深い。
まあ中国では本日8月30日公開なので、ここに書いている方々は熱心な映画ファンでプレビュー見た人たちなのだと思いますが、誰もがノーランの手法や展開を褒め、多くの人がオッペンハイマーの晩年の言葉「我は死神なり、世界の破壊者なり」を引用したりしている。
中国の人たちに、この映画を見て軽々しく「原爆」「広島・長崎」「敗戦」を重ねるような人はいなかった。ただただ、オッペンハイマーの人生について、その詰問を受け取っている。
日本のメディアでは「被爆地の凄惨さが描かれていない」という批判があったけれども実際には被爆地を見ていないオッペンハイマーを描く上で必要ないという判断がノーラン監督の中にあったとしたら、それはそれで正解なんじゃないかと思いました。
ともかく、ごめんなさい。
ほんと、今回調べてみて思いました。
最近の「日本の海産物輸入禁止」とか、今に始まったことじゃない毎日のように投下される「ヒステリックな反日感情」に、僕自身は冷静であり公平であると考えながらもかなり汚染されていました。
「ノーラン中国には行ったのか」というちょっとした嫉妬も含めて、ですね。
でも中国の人も政治に踊らされてない人もたくさん居るし、「映画」という文化を純粋に楽しんで、偏向なく物事を考えてって人はたくさん居るんだという当たり前のことを改めて認識しました。
ほんと冷静に考えると当たり前だよなあ。僕らもいつも「この国の偉い人が言ってるのは民意じゃないから!」って思うことばかりな訳だし。
でもまあしかし、中国当局がオッペンハイマーを許可したのはやっぱ、と、勘っぐったりもするんですが、なんとびっくりバービーも許可されてますからね。
ともかくほんと、ひらにひらに、お詫び申し上げます!
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