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1人目の客になれた話 韓国料理の美味しいカフェ編

趣味はオープンしたお店の1人目の客になることです。数日前、私の趣味を理解してくださっている某居酒屋の店長さんに「三条会商店街の近くにカフェがオープンするで」と聞きまして、ならば行かねばなるまいと喜び勇んで出かけるつもりが、これでも私、趣味にばかり勤しんでいるわけではなく、それなりに仕事でも活躍しておりますゆえ、そちらをちゃんと進行させてから行かなければならず、早起きをしてけっこう急ぎでやっておったのですが、こんな時に限ってやってくるのが便意。困ったやつ。

近頃は自転車に乗るのをやめたので、移動は徒歩。四条烏丸の職場から三条会商店街の西の端あたりのお店までは歩くとそれなりに時間を要します。気持ち早歩きするのですが、そうすると人にぶつかりそうになったり。だいたいぶつかりそうになる人はイヤホンしてます。いや、別にこっちが悪くないわけではないんですけど。

早歩きが功を奏し、四条烏丸から五分半ほどで到着、という京都を知らない人ならスルーしてしまいそうな嘘を挟みつつ、10時40分、オープン20分前に到着すると誰もいません。

勝った。

しかし。

木目美しき扉の窓から垣間見える店内の洒落感は明らかに私を客として想定していないように見え、本当に私でいいの?などと思いながら開店を待っておりますと、後ろから声を掛けられ、振り向けば感じのいい女性、どうやらこの店のご主人らしい。

「今日オープンと聞きまして。僕、オープンしたお店の1人目の客になるのを趣味にしてるんです」
「もしかして魁力屋の1人目にもなってましたか」
「なりましたなりました!」
「見ました!そうなんですね!」などという、趣味冥利に尽きるやりとりを経て、オープンの少し前にお店に入れてもらいました。

令和5年4月8日、西ノ京南聖町(三条会商店街西の端の近く)にオープンしたRico cafeの1人目の客は私です。めちゃうま。

#1人目の客
#1人目の客涌井
#ricocafe
#韓国料理

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