近々GRヤリスのマイナーチェンジがあるらしいが気になる事があるんだよね
開店準備中
若い頃には呑みながらいろんなジャンルの与太話をしたものだ。それも気がつけばリタイア間近になり、そんな機会もめっきり減ってきた。
ヤバ、俺もそのうち蕎麦打ちとか始めちゃうのかもなどと思い始めた所、そーか、ここで一方的に吐き出しちゃえば良いのか、と気付いたので、そうさせて頂く事にしました。
GRヤリスマイナーチェンジについて
GRヤリスのマイナーチェンジが控えてる。ひとつ目玉となっているのがマニュアルしかラインナップされてなかった1.6ターボにスポーツで使えるATが追加されると言うこと。あと、アナログメーターも液晶パネルに置き換えられるなんて話もある。
ここで、人知れず僕だけが注目してるのが、そんならRSは無くなるんじゃね、と言う点。それでRSについて思う所を書いてみようと思った次第。
さて、そのRSとは
GRヤリスと言えば、1.6Lターボの4WDと言うイメージであるが、それは正しい。
しかし、そのファミリーの中にはシャーシこそGRヤリスなれど、普通のヤリスの1.5Lエンジンを搭載したFFモデルも含まれている。今回フォーカスするのはそっちの方。
なぜそんなRSが有るのか
モータージャーナリストの島下さんのYouTubeが真相に近そう。RZを競技用に改造する際、当然軽量化する。あれこれ取り外すと、重いエンジンが搭載されているフロントに重心が移動する事が予想される。そこで、RSの存在が役立つ。RZより軽いRSはエンジンマウントが車体の内側寄りになっている。つまり競技車両を作る際、RSのエンジンマウント位置が使える。
その為だけににRSラインナップしたんかいと驚くんだけど、まあホモロゲ台数稼ぐ為にも、安いRSは意味あったのかもね。
そのホモロゲ台数はどうなった
25,000台が規定。30,000台売れたらしいから達成してるね。RSはその内2割程度売れたらしい。
あれ、その程度なら要らなかったんじゃ、と思う所だけど、計算してみるとRS抜きで24,000台。ギリ届かない台数になる所だったから、見事なラインナップ戦略と言えるんだろうね。
しかしRSモデルを買う意味ってあるの?
ホモロゲ達成は良かったとしても、じゃあRSを積極的に選ぶ人がいたとして、その理由はどこにあるんだろうか。ネットでよく見かける売り文句は、RZに比べて街乗りに向いてる。
乗れば分かるけど、RSは街乗りに全く向いてないですから。大体、RSのエンジンだと街中の信号ダッシュで流れをリード出来ない。車線変更なんかで瞬発力が求められる時にアクセル踏み込んでも、CVTのラバーバンドフィールで前には進まない。スポーツカーに乗ってるつもりでコレは無いよね。更にお出掛けしたショッピングモールの駐車場では、コンパクトカーのつもりだったのに駐車枠いっぱいだし、ツードアでドアがデカイから乗り降りも大変。ちっこいトランクでたいして荷物も乗らない。
確かにRZよりRSの方が足はしなやかだけど、そもそもスタートダッシュが弱いRSはむしろRZよりも街乗りに向いてない。
でも乗れば分かるRSもスポーツカーなんだよ
ネットでなんか上手い言い方してないのかな。前出の島下さんが上手い事言ってるね。日本の狭いワインディングロードに丁度いい。RZほどのパワーは無いけど踏み切れる楽しさがある。シャシーが良いからダウンヒルで格上のスポーツカーをかもる事だって可能。
もう一人、小沢コージさん。CVTのモアっとした感じさえ許容出来るなら、硬派な、ある種本物のスポーツギアを、僅か300万弱で味わう事が出来るのは、バーゲンプライスだと思いますよ。
コレは原付二種のフルサイズSSと思え
そう、コレは原付二種のフルサイズSSなんだとイメージすればその存在価値を理解出来る。
郊外のワインディングロードや、よくある裏山の峠道で性能を使い切るには丁度良いパワーと絶対的な安心感の元になる、むしろオーバースペック気味のシャシーとタイヤを持った稀有な車。RSはこういったシチュエーションでドライブするとホントに気持ちいい。これがRZだとむしろ性能を持て余して逆にストレスになりかねない。
そうだね、シャシーが良いと言われるけど、車のディメンションからリヤのダブルウィッシュボーンなんかも効いてるんだろうね。あのショートボディで何してもリアが盤石でオンザレール感が半端無い。こういったドライブフィールは近代的なスポーツカーの全般的な特徴なんじゃ無いかな。
また足の硬さも実に絶妙。RZより優しいとしてもファミリーカーに比べれば断然硬いんだけど、これまた郊外の荒れた道なんかで跳ねすぎる事無く、路面にタイヤが喰らいつくんだよね。決して街乗りを狙った足では無い。
有る意味尖ったスポーツカー
乗り始めでファミリーカーとの違いはすぐ分かる。そして車線変更するだけでも車体の反応や路面からのインフォメーションが楽しい。
更に、ワインディングロードのコーナーなんかでグッと負荷をかけると、その入力を楽々と受け止める強靭なシャシー、サス、そしてタイヤから伝わる感覚がまたたまらない。
そうそう、コーナーによっては入り口でブレーキを上手く使い前輪に荷重をかける事が出来ると、極めてクイックな回頭性を見せてくれる。これが上手く決まるとドライビングが楽しくなる。
コーナーが早いから、郊外を流しても国産スポーツカーや高価な欧州車に置いてかれる事は無いかな。
運動性は極めて高い、ただしエンジンパワーから加速力は弱い。そこをカバーするドライビングを求められる所が、尖ったスポーツカーって由縁かな。
CVTとドライブモードの注意点
田辺さんや松任谷さんが嫌いな、CVTのラバーバンドフィールは確かに存在する。スポーツカーだからね、やっぱ加速力が欲しいタイミングでアクセル踏み込むんだよね。それが、音だけ大きくなって前に進まないという、そりゃ踏みたい人には向かない車だよね。
でもね、CVTもスムーズなアクセルワークを身につければ良いだけなんだよ。足首に上手くパワーを乗せる様なドライビングフィールなんだけど、それを身につければ、エコモードで峠を走る事だって出来る。相手が居たとして、まさかこっちがエコモードだなんて気が付かないよね、きっと。
所で、パワーモードなんてものがしっかりあって、擬似10段でレッド手前まで回転を引っ張る事も出来る。これまた、峠なんかで非力なエンジンを使い倒してる感がたまらない。
最後に、ATは電パなのかな?
僕の予想するラインナップはRZ、RS共にMTとATが選べるラインナップ。そしてRSは無くなる。
さて、RSにあった電パはマイナーでどうなるんだろってのが僕の注目点。僕の勝手な希望ではRZは電パ、RCはサイドでどうだろう。
電パ楽で良いよ。サーキット走行ならサイド要らないと思うんだよね。ラリーとかジムカーナにはいるのかなあ、だからRC選ぶとサイドで良いと思うんだよね。
電パに加えて0車速対応のACCも欲しいな。いや、僕はそもそも買えないけどね。
なおこの話はセミリタイア状態のジジイの与太話なので定かでない。
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