夜になって思ったこと＃1

今夜チバユウスケの死をようやく受け止めた。
変な言い方をすれば（誤解をまねくかもしれないが）、亡くなってよかった。
それはあくまで僕個人に限っての話。

「生きたいように生きろ」　「どうせ死ぬから」

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは僕が初めて音楽にはまったバンドだ。当時高校生。ちなみに初めて自分の小遣いで買ったCDアルバムは小沢健二「球体の奏でる音楽」ミッシェルとは全く毛色は違うが、素敵なアルバムで今でも好き。

ミッシェルのざらついた音、エッジの効いたそして意味が分からない歌詞には当時の僕は文字通り頭をぶったたかれた。言葉選びのセンスと乗せる音が震えるほどかっこいい。よく授業中ノートに歌詞を書きなぐったものだ。多感な時期であった僕は全身全霊で音と歌詞を受け止めようとしていた。

それから30年弱経て、ふとしたきっかけで最近再びミッシェルを聴いている。相変わらず単純にかっこいい。
しかし今夜、ヘッドホンでミッシェルを聴きながら夜道を歩いていたら感じてしまった。チバユウスケは死んでしまったんだ。それでよかったんだ。
彼は「生きたいように生きろ」と言っている。「どうせ死ぬから」とは言っていなかったと思うが、結果そういうことなんだ。そう感じた。

オザケンも多分同じ。知らんけど。

生きたいように生きろ　お前の大事だと思うことをやりつくせ
なんて無能でブレブレな僕は今夜思った。
自分という箱は変わらない。この箱をMYOGして使い倒すんだ。
こんなこを書いていたら急に「燃えよ剣」を読みたくなった。

何かが変わりそうな今夜。おやすみ。