資格の勉強をする前に考えてほしいこと
私は20代、30代にたくさんの資格を取得してきました。
その中で私が資格で稼げたのは簿記2級だけです。
もちろん簿記2級を取得したからと言ってすぐに仕事ができるわけではありません。
今の経理は簿記2級の知識があっても会計ソフトが使いこなせないと雇ってもらえません。伝票起票なんてほとんどしませんから。
そういう意味では情報処理2種試験に合格したことも役にたったかもしれません。
宅建、英検、秘書検定、銀行業務検定の財務、税務他いろいろな資格を取得するために勉強しました。資格の勉強は決して損ではなかったと思います。
しかし、資格試験の中には取得してから年会費が発生するものがあります。
CFPを取得しましたが、毎年年会費が2万円かかります。
2年ごとに継続教育として30単位が必要になり30単位取得するためには通信教育などの費用が掛かります。
私は20年間CFPの会員でしたが50歳を機に退会しました。
令和の今、CFPの資格を持っていなくてもネットなどで有名になり相談業務を行っている人がたくさんいます。
税理士などの仕事をしたい場合は、資格がないと行えませんがお金の相談をするのにCFPの資格は必須ではありません。
CFPの資格がなくても1時間2万円のコンサルティング料をとっている人を見かけます。
また、ライフオーガナイザー1級の資格も数年前に取得しましたが、これも年会費が発生します。
それにこの資格は、誰でも資格が取得できます。
お金を出せばだれでも取得できると言う資格です。
ほとんどの人が試験に合格しますが、中には落ちる人もいるようです。しかし、追試を受ければ合格するようです。
お片付けの仕事をするのに、ライフオーガナイザーの資格がなくても仕事はできます。
何が言いたいかというと、資格を取得する場合は何のために資格をとるのかを明確にしてから資格の勉強をしたほうがよいということです。
会社で簿記2級を取得すれば昇給できるとか、不動産会社で宅建があれば手当てがつくなどは資格の勉強をしたほうがいいです。
でも、CFPを取得して起業しようとか、ライフオーガナイザーの資格を取得してお片付けを専門にした仕事をしようと考えているのであれば本当にその資格がなければ起業できないのか?仕事ができないのか?しっかり考えていただきたいです。
私は漢字検定や電卓検定などを昔受験していました。これは趣味で楽しいので受験していました。
資格の勉強が楽しくて取得するのであればいいと思います。
私が言いたいのは、資格試験の中には年会費が発生しそれを支払わないと履歴書に書けない資格があるということです。
年会費を一生払い続けなければいけない資格もあるということです。
そこのところをよく考えて資格の勉強を始めてほしいと思います。