東京・埼玉連携会議のICT部会を開催しました!
2024年7月26日、東京・埼玉連携会議のICT部会・職員交流会を開催し、DX推進の取組について意見交換を行いました。
今回はその会議の内容をご紹介します。
「東京・埼玉連携会議」とは?
会議設立の経緯
「東京・埼玉連携会議」は、人々の生活や経済活動など地域的な結びつきが深い東京都と埼玉県で、広域的視点に立った行政課題の共有や解決、相互の都市力の強化や住民サービスの向上を目的として、2020年6月に立ち上がりました。
このうち、行政のスマート化等について検討するため「ICT部会」が設置され、働き方改革やペーパーレス化などについて情報交換を行うとともに、2021年4月には、行政間の垣根を超えた政策課題の解決に向けた取組を推進することを目的として、「東京都・埼玉県サテライトオフィス相互利用等に関する協定」を締結し、オフィスの相互利用等を通じて、職員交流・連携強化を行ってきました。
会議の概要
今年度の会議は、2024年7月26日(金)の13時00分から16時00分まで、埼玉県庁にて行われ、東京都・埼玉県のDX推進担当部署、広域連携担当部署の職員約20名が参加しました。
それぞれの内容についても、簡単にご紹介します。
第1部 ICT部会
【埼玉県】TX(タスク・トランスフォーメーション)の推進
はじめに、埼玉県が推進しているTX(タスク・トランスフォーメーション)の取組について紹介がありました。
これは、業務フローを見直して「デジタルに任せられるタスク」と「人にしかできない業務」に分け、デジタルツールの導入等により業務を効率化することで、職員の力を創造的な業務や丁寧な対人サービスに振り向けるという取組です。
【東京都】東京デジタルファースト推進計画(第二期)の策定
東京都からは、今年3月に策定した「東京デジタルファースト推進計画」(第二期)について、策定の背景や推進体制、品質基準の設定と可視化をはじめとする4つの取組強化のポイントを紹介しました。
第2部 職員交流イベント
【埼玉県】DXの取組の現状
本年3月に策定された「埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画」(第2期)について、TXやデータ利活用の推進など6つのコンセプトに係る取組を紹介いただきました。
また、オフィスのあり方見直しの取組として、フリーアドレスの導入やワークスペースの整備などについて紹介がありました。
【東京都】DXアンバサダーの導入
東京都からは、今年4月から新たに導入した「DXアンバサダー」について説明しました。
Teams活用によるオープン&フラットなコミュニケーションや「デジタルサービスに係る行動指針」の実践などをはじめとして、各職場で率先してDXに取り組み、周囲に普及させていくための様々な取組を紹介しました。
第3部 コワーキング
会の後半では、埼玉県庁の食堂を活用したワークラウンジにてコワーキングを行いながら職員交流・情報交換を実施し、DX推進に関する事項やオフィス改革の取組など自由なテーマで意見交換を行いました。
今後もICT連携を継続していきます
終了後の参加者アンケートでは、以下のような声がありました。
今後もこの貴重な交流の機会を継続し、行政のスマート化に係る両都県の行政課題の共有・解決を図るため、引き続き連携していきます!