Tokyo Innovation Base始動 ~世界のイノベーションの結節点へ~
11月27日、東京都の新たなスタートアップ支援拠点、Tokyo Innovation Baseがプレオープンしました。従来のスタートアップ支援施設とは異なる発想から誕生したというTokyo Innovation Base。今回はそのKick off イベントの模様とあわせて、TIBについて詳しく紹介していきます。
当日の様子
まずは当日の会場の様子をご覧ください。
Tokyo Innovation Baseとは?
Tokyo Innovation Base(TIB)とは、有楽町駅徒歩1分に立地するSusHi Tech Square内に開設した新たなスタートアップ支援拠点です。建物の2・3階がTIBのフロアとなっており、その広さは5千㎡以上。座席3百席のステージをはじめ、多くの人が集まるイベントなどが開催できる大規模な施設です。
11月27日のKick offイベントでは、国内外のエコシステムプレイヤー(アクセラレーター、VC、大企業、金融機関、大学など)、全国各地のスタートアップ関係者など、3百名を超えるゲストが参加する中、小池知事が登壇し、TIBのミッションについてプレゼンを行いました。イベントの進行は英語で行われ(知事も英語でプレゼンしました!)、グローバルな拠点をPRする場にもなりました。
なぜTIBを創るのか?
東京都が昨年策定したスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」。その中には、「未来を切り拓く10x10x10のイノベーションビジョン」という大目標が掲げられています。その内容は、今後5年間でユニコーンの数、起業の数、そして官民連携の数をそれぞれ10倍に引き上げるというもの。これはとても高い目標です。
この「10×10×10」を達成するために必要なことは何か。小池知事は、4つのキーワードを挙げました。
① Global:グローバルに活躍するスタートアップを生み出す
② Growth:失敗を恐れず挑戦する若者の成長を応援する
③ Collaboration:行政や大企業、大学など様々なプレイヤーとスタートアップとの協業を創り出す。
④ Connect:あらゆる人をつなぐプラットフォームを創る
そのための拠点がTIBというわけです。
東京そして全国の各地では、様々な企業や支援機関が集まって、お互い連携しあいながらスタートアップの育成に取り組んでいます(都内ですと、渋谷、六本木、大丸有エリアなどがあります)。では、このようにたくさんのスタートアップ・エコシステムが活動している日本にないものは何でしょうか?それは、こうした各エリアのプレイヤーが集まり、交流する場所です。
つまり、TIBは、東京ひいては全国のスタートアップ・エコシステムを結び付け、さらに、世界ともつながっていくことで、一つの大きなスタートアップ・エコシステムを創り上げようというわけです。
世界のイノベーションの”結節点”へ
知事は、このTIBの役割を「NODE(結節点)」と表現しました。
世界一スタートアップフレンドリーな都市へ。Tokyo Innovation Baseは、世界の人々を結び付け、イノベーションを巻き起こす”結節点”を目指して活動をスタートしました!
次回は、TIBを特徴づける4つのキーワード(Global, Growth, Collaboration, Connect)を基に、今後の活動について詳しくご紹介します。