見出し画像

#シン・トセイ 全38プロジェクトの第2四半期(7-9月)進捗を一挙公開しました

都政の構造改革推進チームは、#シン・トセイポータルサイトを活用し、都政の構造改革の最新トピックを随時発信しています。

また構造改革の取組状況についても、通常の行政計画であれば年1回冊子で公表していたところ、企業の四半期決算と同じように3か月ごとにポータルサイト上で公表し、スピード感をもって「見える化」・改革の現在地を「オープン」にしています。

このたび、7つの「コア・プロジェクト」と各局主導で進める31の「各局リーディング・プロジェクト」あわせて全38プロジェクトについて、今年度第2四半期(7-9月)の進捗状況を一挙公開いたしました。

この間、8月には、都政の構造改革の開始から1年を迎え、その節目を迎えるにあたり、これまでの振り返りと今後の方針を定めた「シン・トセイ加速化方針」を発出しました。

「加速化方針」の内容も踏まえて、それぞれのプロジェクトがどこまで進んだのか、これからどう進めていくのか、都庁各局のそれぞれのプロジェクト担当者が、自ら直接ポータルサイト上で記事を編集し、工夫を凝らしながら発信しています。

ここでは、7~9月の3か月で特に動きのあった注目のプロジェクトをピックアップしてご紹介してまいります。


■デジタルソリューション活用モデル@東京2020大会プロジェクト

2021年度第2四半期の進捗

この第2四半期(7~9月)、なんといってもまずは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会です。

7月23日~8月8日に開催された東京オリンピック、8月24日~9月5日に開催された東京パラリンピックでは、史上初の一年延期、そしてコロナ禍という状況の中、安全・安心な大会に向け、感染防止対策を徹底しました。世界中から多くのアスリートにお越しいただき、コロナによって分断された世界をスポーツの力で一つにして、世界中の人々に勇気と感動を届けることができました。

「シン・トセイ」戦略では、各局リーディング・プロジェクトとして「デジタルソリューション活用モデル@東京2020大会プロジェクト」を推進しています。

東京2020大会では、人流抑制・感染拡大防止のため、「集客型」のライブサイト・パブリックビューイングを転換し、デジタルを活用した「オンライン型」での大会の盛り上げを実施しました。

図9-768x219

また、東京アクアティクスセンターで実施された水泳のAR(拡張現実)観戦体験を提供するなど、組織委員会や民間企業との連携も含め、3つの競技会場において5Gテクノロジーを活かした「TOKYO 2020 5G PROJECT」が実施されました。

図8-1024x215-1-1

「TOKYO 2020 5G PROJECT」©Tokyo 2020

他にも、「つながる東京」の環境を提供することを目的として、大会競技会場等にWi-Fiを整備するなどの取組を行っています。

キャプチャ3-1

大会に向け整備されたWi-Fiや多言語放送システムなどの情報・通信インフラ等を活用し、新たな観戦体験など、都立スポーツ施設のサービス向上につなげてまいります。


■デジタルポータルサイトの構築プロジェクト

2021年度第2四半期の進捗

一人一人の都民が必要とする情報をストレスなく入手するため、パーソナライズされた情報提供を行う「デジタルポータルサイト」。都民向けニーズ調査等を行い、簡易ポータルサイト(ベータ版)の仕様について検討を進めています。

7月からは、デジタルポータルサイト担当自ら、取組の裏側が分かる記事をnoteで執筆しています。担当者の本音を覗くことができますので、ぜひご覧ください。

画像1


■5つのレス徹底推進プロジェクト

2021年度第2四半期の進捗

「5つのレス」を進める本プロジェクトでは、ペーパーレス、FAXレス、はんこレス、キャッシュレスの進捗状況をダッシュボードで毎月公表しています。

図8

今年度はペーパーレス▲50%(約1.1億件)、FAXレス▲98%、起案文書の電子決定率100%など、昨年度以上の目標を掲げています。

9月末時点では、コピー件数約0.6億件FAXレス▲97.5%起案文書の電子決定率94.8%となっております。各項目とも、目標達成に向けた各種取組を着実に進めており、FAXレスは目標まであと0.5%というところまで来ました。具体的な取組の進捗状況はポータルサイトをご覧ください。


■ワンストップ・オンライン手続プロジェクト

2021年度第2四半期の進捗

行政手続のデジタル化を進める本プロジェクト。主要169手続きのうち、都の権限でデジタル化が可能な119手続のデジタル化について、9月末時点で計67手続きのデジタル化が完了しました。

図1-1024x300

また、主要169手続き以外のすべての手続きに関して、パブリックコメントを実施した東京デジタルファースト推進計画を7月28日に公表し、対象を許認可以外の手続きにも広げるとともに、今後3年間で70%をデジタル化することとしました。

図4

優先順位をつけながら、全庁一丸となって行政手続のデジタル化を計画的・戦略的に進め、利用者である都民の皆様のQOL向上につなげていきます。具体的な取組の進捗状況はポータルサイトをご覧ください。


■スタートアップ・シビックテックとの協働推進プロジェクト

2021年度第2四半期の進捗

本プロジェクトでは、QOS(クオリティ・オブ・サービス)の高い、誰もが使いやすいデジタルサービスを提供するためには、リリースの前や後に、サービスの使い勝手をシビックテックなどのユーザーに試してもらい、その結果に基づいて改善することが重要です。

米国など諸外国で実施されているシビックユーザーテストの導入に向けた第一歩として、都は職員をテスターにしたユーザーテストから始めることとし、9月1日に具体的な手法を「ユーザーテストガイドライン」としてまとめました。

図5

「テストしないものはリリースしない」を合言葉に、都庁内でサイトやアプリ、システムなどのデジタルサービスを開発する時は、本ガイドラインに基づきユーザーテストの実践を徹底していきます。

その他、スタートアップとの協働に関する取組の進捗状況はポータルサイトをご覧ください。


「シン・トセイ」2021年度第2四半期の進捗一覧

「シン・トセイ」戦略全38のプロジェクトの2021年度第2四半期の進捗状況は以下からご覧いただけます。各プロジェクト担当者自ら進捗状況を執筆しています。都政のQOS向上の取組の進捗を是非ご確認ください

【7つのコア・プロジェクト】(詳細はリンクをクリック!)

図1

1:未来型オフィス実現プロジェクト
2:5つのレス徹底推進プロジェクト
3:ワンストップ・オンライン手続プロジェクト
4:オープンデータ徹底活用プロジェクト
5:スタートアップ・シビックテックとの協働推進プロジェクト
6:内部管理事務抜本見直しプロジェクト
7:組織・人材マネジメント変革プロジェクト
  Ⅰ.DX推進体制の構築
  Ⅱ.組織・人材マネジメントの変革

【31の各局リーディング・プロジェクト】(詳細はリンクをクリック!)

図6

<テーマ1>先端技術の社会実装

01:スマートポールによる5G都市実装プロジェクト【デジタルサービス局】
02:デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト【総務局・病院経営本部】
03:デジタルソリューション活用モデル@東京2020大会プロジェクト【オリンピック・パラリンピック準備局】
04:都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト【都市整備局】
05:地域における再エネシェアリングモデル実践プロジェクト【環境局】
06:スマート農林水産業プロジェクト【産業労働局】
07:TOKYOスマート・スクール・プロジェクト【教育庁】
08:AIとビッグデータを活用した交通管制システムの高度化プロジェクト【警視庁】

<テーマ2>防災対策のDX

09:水防災情報の発信強化プロジェクト【建設局】
10:DXによる高潮等への防災力向上プロジェクト【港湾局】
11:DXの推進による防災対策の強化プロジェクト【下水道局】
12:あらゆる災害に安全・迅速・的確に対応する消防体制の強化プロジェクト【東京消防庁】

<テーマ3>「伝える広報」から「伝わる広報」への転換

13:都財政の見える化プロジェクト【財務局】
14:デジタルポータルサイトの構築プロジェクト【生活文化局】
15:車両データを活用した地下鉄車内の混雑情報の提供プロジェクト【交通局】
16:新型コロナウイルス感染症サイトによる情報発信プロジェクト【政策企画局】
17:有権者のメディア活用の変化に対応した選挙啓発プロジェクト【選挙管理委員会事務局】

<テーマ4>行政手続、行政相談など都民サービスの利便性向上

18:「スマート都税」プロジェクト【主税局】
19:土壌汚染対策届出情報のデジタル化プロジェクト【環境局】
20:ビジネスチャンス・ナビ2020の活用促進プロジェクト【産業労働局】
21:市場業務に係るサービス向上プロジェクト【中央卸売市場】
22:都民サービス充実プロジェクト【建設局】
23:お客さま総合アプリ(仮称)導入プロジェクト【水道局】
24:オンライン若者支援ネットワークの構築プロジェクト【都民安全推進本部】
25:都営住宅のオンライン申請プロジェクト【住宅政策本部】
26:遠隔による審問・調査プロジェクト【労働委員会事務局】
27:相談窓口におけるチャットボットの導入等プロジェクト【収用委員会事務局】

<テーマ5>内部事務等の効率化・省力化

28:採用事務等のデジタル化プロジェクト【総務局・人事委員会事務局】
29:デジタルを活用した児童相談所業務の効率化プロジェクト【福祉保健局】
30:会計事務デジタル化推進プロジェクト【会計管理局】
31:デジタル技術活用監査の推進プロジェクト【監査事務局】

※第1四半期の進捗状況は以下をご覧ください

-------------------

本サイトを通して、情報発信のみならず、都民の皆さまとの双方向コミュニケーションを図りながら、都政のQOS(クオリティ・オブ・サービス)向上に向けた改革を推進してまいります。

ぜひ、興味のあるプロジェクトや、サイトの使い勝手や見た目に関することなど、どんなことでも構いませんので、ご意見・ご感想をお寄せください。