いただいたご提案を受け、オープンデータを充実します!
本年2月16日に開催した「第1回東京都オープンデータ・ラウンドテーブル」。行政のオープンデータ化の取組を推進するため、民間企業等のみなさまからデータ活用のニーズを直接お伺いしました。
この度、いただいたご提案を受け、都庁内部でデジタルサービス局と各局で調整し、新たに東京都オープンデータカタログサイトでデータを公開しましたので、お知らせします!
その1:駅のエレベーターの点検情報をオープンデータ化!
ラウンドテーブルでは、市民開発者の奈良和紘氏から、駅のエレベーターの点検情報を、現在のPDF形式ではなく、機械判読性の高いより使い勝手の良い形式で提供してほしいとの意見がありました。
ご意見を踏まえ、交通局では、駅エレベーターの点検情報をPDF形式から機械判読性の高いCSV形式に変換し、東京都オープンデータカタログサイトで公開しました!
このデータを使うことで、地図アプリ等を通じて、車いすで移動する人やベビーカーを使用する人に駅のエレベーターの点検情報が伝わり、効率的に動けるような環境になることが期待されます!
その2:観光の統計データをオープンデータ化!
東京都立大学の清水教授からは、観光産業におけるデータ活用の重要性についてお話がありました。
ご意見を踏まえ、産業労働局では、統計データ「国・地域別外国人旅行者行動特性調査」を、 PDF形式から機械判読性の高いCSV形式に変換し、「東京都観光客数等実態調査」と併せて、東京都オープンデータカタログサイトで公開しました!
東京都の観光の統計データを公開することで、観光に関するマーケティングなどに活用していただくことを期待しています!
その3:中央卸売市場のオープンデータを分かりやすく!
株式会社べスプラ代表取締役の遠山陽介氏からは、中央卸売市場のサイトで提供している卸売予定数量と販売結果のデータは、飲食店の需要予測に役に立ち、フードロス削減につながるのでは、と意見がありました。
ご意見を踏まえ、中央卸売市場では、「東京都中央卸売市場日報」の2020年度分(年間分)をより機械判読しやすいCSV形式に変換し、東京都オープンデータカタログサイトで公開しました!
中央卸売市場の日報が機械判読しやすいデータとしてオープンになることで、流通全般の状況把握、フードロス削減にも生かされる可能性があります!
自動変換ツールを開発した職員の声!
「東京都中央卸売市場日報」のオープンデータ改良についてご紹介します。
今回、一般のユーザーが市場日報をより利用しやすくするため、中央卸売市場と連携し、デジタルサービス局のデジタルシフト推進専門員の職員が自動変換ツールを開発しました。そこで、ツール作成を担当したデジタルサービス局戦略部デジタル推進課のデジタルシフト推進専門員、寺田一世さんにその苦労話についてうかがいました。
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ラウンドテーブルでのご提案を踏まえ、今回オープンデータを充実しました。これからも、データを使う方のニーズを捉え、行政のオープンデータがより多くの方のサービス開発等につながるよう、都として取組を強力に推進していきます!
東京都オープンデータカタログサイト:https://portal.data.metro.tokyo.lg.jp/