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都庁各局のDX

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都庁各局のDXの取組
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シビック・クリエイティブの力で東京からイノベーションを #CCBTレポ

2022年10月、アート・テクノロジー・デザインがテーマの新たな創造拠点、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]が渋谷にオープンしました。CCBTは、街・スタートアップ・大学・研究機関などと連携し、東京からイノベーションを生み出す原動力となることを目指しています。 今回は、都政の構造改革戦略「シン・トセイ3」のリーディングプロジェクトの一つにもなっているCCBTについて、今年2月に開催したオープニング記念トークイベント「シビック・クリエイティブとイノベーション:デ

ユーザーの声に耳をすませて。東京都水道局アプリは改善を続けています

東京都水道局では、東京都のほぼ全域(島しょや一部の市・村を除く)を給水区域とし、給水人口は約1,367万人、一日最大配水量は約443万㎥で、ロンドン、ニューヨーク、パリなどの各国主要都市の水道事業を上回る規模で、安全でおいしい高品質な水道水を24時間365日、休むことなく供給し続けています。 2022年10月、そんな水道事業の約1,367万人のお客さまサービスを向上させるため、水道に関する各種手続きがスマートフォンで簡単スピーディに完結する新たなアプリ、「東京都水道局アプリ

都税事務所の私たちがデジタルで変える新しい仕事の進め方

東京都内には23区と立川、八王子に25の都税事務所があり、都税の課税・徴収等の業務を行っています。都税収入は2021年度決算で5兆8,000億円を超える規模となっています。 東京都主税局では、キャッシュレス納税や各種証明申請の電子化など「スマート都税」の取組とあわせて、「未来型オフィス実現プロジェクト」としてそれぞれの都税事務所でオフィス改革やデジタルツールを用いた仕事の進め方の変革などの取組を行っています。 今回のnoteでは、都税事務所で行われている取組と、事務所の若

スタートアップとのオープンイノベーションへ。「都庁DXアワード」表彰式を開催しました

「スタートアップ戦略に本気で取り組みます。」そう宣言した8月26日、南場経団連副会長と小池知事のスタートアップに関するトークセッションに続き、同じ場所で「都庁DXアワード」の表彰式を開催しました。 「都庁DXアワード」とは、都庁内のデジタルを活用した優れた実践の取組を表彰するもので、今年度創設し、初めて表彰を行いました。このアワードは都政現場における地道な創意工夫にも光を当て、「褒めあう文化」を作り、「自分もチャレンジしてみよう」という気運を都庁内に醸成しDXを展開していき

「自分たちのオフィスは自分たちで作る」都庁の未来型オフィス:環境局自然環境部編

都政の構造改革では、「自分たちのオフィスは自分たちで作る」を合言葉に、デスク、固定電話、紙などに制限された働き方を抜本から見直し、フリーアドレスの導入等により、柔軟で自由に働けるオフィスを都庁内に展開する「未来型オフィス実現プロジェクト」を進めています。 今回、昨年度整備した6部門のうち、環境局自然環境部の未来型オフィスにお邪魔しました。 今回のnoteでは、整備の中核を担った課長代理の粕谷さんと若手の高橋さんに、オフィス改革までの道のりやそこに込めた思いについてお話を伺

都立動物園、庭園、公園でキャッシュレス推進中!都民利用78施設の入場料等のキャッシュレス化が完了しました

都政の構造改革では「5つのレス」として、ペーパーレス、FAXレス、はんこレス、キャッシュレス、タッチレスを進めています。 「キャッシュレス」では、すべての都立施設において、クレジットカード、電子マネー、QRコードの原則3つの決済手段を導入し、入場してから退場するまでの様々なシーンをキャッシュレスで過ごせる環境を実現することを目指しています。 その第一歩として、都民のみなさまが多く利用する78施設を対象とし、その入場料等をキャッシュレス化させることを2021年度までの目標と

【都政現場のDX】豊洲市場の衛生監視:都庁職員自らノーコード/ローコードで業務を変えました

都政の構造改革「未来型オフィス実現プロジェクト」では、都庁本庁舎に加え、事業所のオフィス改革を進めています。都民生活に密着した600を超える事業所にディスプレイなどの基礎的なデジタルツールを導入し、あわせてタブレットやローコードのような実践的なツールを導入することで、事業所の業務を変革していくことを目指しています。 2021年度、豊洲市場の水産物等の衛生監視の業務を行っている福祉保健局の市場衛生検査所において、都庁職員自らタブレットとノーコード/ローコードツールを使って業務

新型コロナ対策最前線:保健所業務のデジタル化を進めています

2020年1月の新型コロナウイルス感染症の国内発生以来、保健所は、都民からの電話対応、医療機関からの発生届の受理、感染者などへの聞き取り調査、入院・宿泊療養・自宅療養の調整、自宅療養者の健康観察といった業務を日々続けています。 今回のnoteでは、こうした保健所の状況を受け「都政の構造改革」の一環として取り組んできた「保健所業務のデジタル化」について、現場の保健所職員の声も交えながらご紹介します。 「第1波」「第2波」を受けて開始した、デジタルツールの導入による職場環境の

東京の農業をデジタルの力で未来につなぐ

今回のnoteでは、デジタルの力で東京の農業を未来につなぐ「東京型スマート農業」の取組について、東京都農林総合研究センターにおうかがいし、スマート農業推進室の宮崎室長にお話をうかがいましたのでご紹介します。 東京の農業をDXでスマートに 東京の農業は、他の道府県と比較して農地が狭く、小規模で多品目の作物を栽培していることが特徴です。そのため、限られた農地でも効率的に付加価値の高い作物を生産し、高い収益を出せるよう支援していくことが重要となっています。 東京都農林総合研究

「テストしないものはリリースしない。」都庁でユーザーテスト、実施しました。

「テストしないものはリリースしない」を合言葉に、都政の構造改革推進チームでは、本年9月1日、都庁職員向けの「ユーザーテストガイドライン」を公開しました。 都民の利便性を上げ、行政の効率化を進めていくためには、ウェブサイトやアプリ、システムなどデジタルサービスの導入が急務ですが、私たちが目指すのは、単なるデジタル化ではなく、QOS(Quality of Service)の高い、すなわち、誰もが使いやすい、品質の高いデジタルサービスを開発することです。 そのためには、リリース

実践、防災対策DX:建設局河川部編

都内の中小河川では、集中豪雨などで急激に水位が上昇することがあります。中小河川を管理している東京都建設局では、河川の状況を分かりやすく提供し、都民の迅速な避難行動につなげるため、本年6月1日より、リアルタイムでYouTubeを活用した動画配信を開始しました。 今回、建設局河川部で水防態勢の司令塔を担う「防災対策室」で水防災情報発信業務に携わる矢島さんと野地さんに、防災DXについて話をうかがいました。 まずは自己紹介 ―――お二人はいま、どんな仕事をしていますか? 【矢

都庁職員がPowerBIで約30年分の都税収入を「見える化」するまで

東京都主税局では、都税の統計情報を分かりやすく伝えるため、都税収入の主要なデータを可視化する「都税収入見える化ダッシュボード」を公開しました。 「都税収入見える化ダッシュボード」は、これまで主税局が公開してきた約30年間の統計データを、視覚化してわかりやすくまとめたものです。 都税収入の決算額のほか、各税目の額、法人事業税の業種別所得金額や、固定資産税(土地・家屋)の種類別評価額など、様々なデータの推移がひと目で分かるほか、CSVデータとしてダウンロードできます。 今回

都営地下鉄の車両の混雑予測を精緻にお知らせ!~開発までの道のりを聞く~

3月24日、東京都交通局は、都営地下鉄における平日全列車の車両別の混雑予測情報について、都営交通アプリでの提供を開始しました。 このアプリでは、これまでも、「列車別」の混雑予測を提供していましたが、これに加え、車両の重量データを活用することで、「何号車が空いているか」など、より精緻に混雑予測情報を提供することが可能となりました。 この機会に、このアプリをダウンロードしてみてください! (下記の画像をクリックすると、アプリのダウンロードページに移ります) 官民連携チームで

届出者の不便をなくす~下水道にもデジタルの波~

「シン・トセイ」戦略(案)のコア・プロジェクトの1つ、「ワンストップ・オンライン手続プロジェクト」では、都民・事業者の皆様があらゆる行政手続をいつでもどこでもオンラインで行える環境の実現を目指しています。 今回は、東京都下水道局で昨年11月に試行導入を開始した「排水設備計画届」等のデジタル化を推進する若きリーダー、施設管理部排水設備課の松澤公俊主任、松永圭右主事、佐々木徳朗主事の3人にオンラインでインタビューしました! 左から松永主事、松澤主任、佐々木主事。先日公開した副