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水を感じる店先 #日光門前に暮らす

髙橋広野です。

今日は #らしささがし の2本目です。学生時代、大学院では日光門前の町並みを研究していました。ここではそんな研究の根本にある問い“日光らしさってなんだろう?”を、いまいちど振り返りながら掘り下げていければと思います。(あくまで日光を外からみた人の視点のひとつとしてお読み下さい)

■店先に置かれた手水鉢

日光門前を歩いていると、店先によく手水鉢を見かけます。手水鉢はもともと神前、仏前で口をすすぎ、身を清めるための水を留めておく器でした。寺社に置かれている様子を思い浮かべる人も多いでしょう。

のちに茶室のある日本庭園や住宅の庭の中(路地)にも持ち込まれるようになり、手水鉢は暮らしに身近なものになりました。とはいえ、最近の住宅では手水鉢を置いているってところはそんなに多くはないでしょう。

日光門前では、そんな手水鉢を店先でよく見かけます。

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睡蓮が浮かぶ手水鉢、金魚が住む手水鉢、なかに飲める手水鉢まで。陶器でできたものや自然石をくり抜いたものなど、よくよく観察してみると色も形も様々でおもしろい。

昔は庭に置いていたものを店先に移したのかなと勝手に想像してます。

水が身近に感じられるまちは、歩いていてとても心地が良いです。

NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野



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