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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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2022年11月の記事一覧

日光移住、1年と5ヶ月目 #日光門前に暮らす #77

髙橋広野です。秋が終わり、いよいよ冬へ。これから長い長い日光の冬が始まります。 秋といえば、日光のライトアップ。社寺のライトアップは2019年ぶりだったよう。そういえばまだ移住していなかった2019年もきていた。コロナ以後、久しぶりの賑わいにお祭り感を感じられ、少し嬉しくなった。 街路灯の清掃をまちの人々の手で。日光門前の大通りを照らす龍の街路灯。これも小さな祭(いの)りだろうか。 初めての九州で、初めての長崎へ。日光は世界に通じているシリーズ。日光から始まり、日光に帰

長崎と日光 #日光門前に暮らす #76

髙橋広野です。たまには〇〇と日光シリーズの続編。今回は長崎と日光と。 初めての九州で、初めての長崎に訪れました。初日には出島とグラバー園を見学。グラバーといえば、日光のあの場所。 ついこのあいだの春先には、日光のグラバーに縁のある地でピクニックも。 「長崎グラバー邸」で有名なトーマス・グラバーは、奥日光に別荘を建て、湖や川で釣りを堪能していたそう。グラバーの死後は、この別荘は「東京アングリング・エンド・カンツリー倶楽部」の創設者ハンス・ハンターに引き継がれ、クラブハウス

まちの灯りを #日光門前に暮らす #75

髙橋広野です。今日は街路灯の清掃日。町の人々の力で一つ一つ丁寧に掃除する。 秋の観光シーズンがそろそろ終盤を迎え、いよいよ冬目前。日光門前を照らす街路灯に感謝を込めて、ひとつひとつ蜘蛛の巣を払い、雑巾で磨き上げる。 いつも下から見上げていた街路灯も、脚立に登って近づいてみると思っていた倍くらいの大きさで、立派に光り輝いていた。 また一段と輝きをました日光門前。今年もハイシーズンを乗り越えた日光門前のまちは、しばらく静かな冬眠期を迎えるのかな。春に向けてお囃子の練習が始ま

卒業制作で考えた日光のこと(①弥生祭の価値の再認識)

卒業制作は前期で調査・後期では制作というスケジュールで進めていました。前期の調査の段階で日光の歴史や人工の推移を調査する中で、日光東町地区の一つの特徴を把握ことができました。 これらは、日光を離れるまでずっと当たり前の町のコミュニティだと思っていたものが、他には見ないこの町特徴の文化であったことを初めて知ることができました。  その特徴の一つとして、東町地区は7つの町で形成されており、その「町」というつながりをとても大切にしています。「町印」という自治体単位で有する「町」の

再灯 #日光門前に暮らす #74

髙橋広野です。週末は、ライトアップ日光とライトアップ奥日光へ。 秋の夜長に佇む世界遺産「日光の社寺」に光を灯すライトアップ日光は、コロナ前の2019年以来の3年ぶりの開催だったよう。まだ日光に住んでいなかった3年前も、実はふらっときていたような。 山内には出店屋台がずらりと並び、久しぶりに“祭”を感じる賑わい。日光らしさが一つ戻ってきたように感じる。 また別の夜には、いろは坂を登って中禅寺湖方面へ。こちらでも湖畔や社寺、大使館別荘記念公園のライトアップが行われている。今