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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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2022年10月の記事一覧

日光移住、1年と4ヶ月目 #日光門前に暮らす #73

髙橋広野です。いよいよ紅葉真っ盛り。一年で一番混雑するシーズン。週末は日の出前から賑やかの音が響きます。庭のもみじも色付きはじめ、日々秋を肌で感じながらも、寒さも日に日に増していき、気持ち的にはもう冬なのが少し辛い。 春。満開の姿を見せてくれた桜の木も、葉がほとんど落ちきりました。こうして季節が巡って行く様子を日々感じれる場所に住んでいられるのはありがたいこと。また来年の春も楽しみです。 十三夜。すっかり自分の暮らしの中から抜け落ちている風習とか、習わしとか。現代は何もか

卒業制作で考えた日光のこと

こんにちは。  最近では、秋が深まり、すっかり朝晩は肌寒さを感じるようになりました。 毎年この季節になると気温が下がり、秋独特の匂いを受けて、少し感傷的な気分になります。  最近、仕事ではモデルハウスに向けての設計社内コンペがありました。社内へのプレゼンとともに投票をうける形にて、最終投票まで勝ち残ったのですが、悔しくも一番にはなれませんでした。ただ、ずっとプランや暮らしやすさ、デザイン等、複合的に考えてあれこれ試行錯誤する時間はとても楽しく、すごく自分の身になった時間でし

日光研修を終えて 神奈川大学島川ゼミ

第二の日光橘 燎央  私は、生まれて初めて「日光」に足を運びました。田舎生まれ田舎育ちであるため、主要都市の学生とは異なり、修学旅行といえば東京か大阪かの大都市のどちらか一つの選択肢が出てこないほど、田舎に住んでいました。    「観光地で有名な日光」との認識はあるものの、近代化している東京のような、いわゆる都会ではないという勝手な思いから、当時高校生の私も上記に挙げた二つの都道府県しか興味を示さなかったのだろうと思います。しかし、成人のみとなり、日光市に訪れる機会があり

主とする業。#日光門前に暮らす #72

高橋広野です。自分の本業は何なのか、何としていくべきなのか、何としていきたいのかを問い直す。 本業は、建築設計をやっています。 大学を卒業後し、宇都宮で建築設計事務所に勤めて3年半。実は建築設計を仕事にしている。 とはいえ、幅広くできることならなんでもやってみたくなってしまう気質なのか、個人でもデザインの仕事を頂いたり、週一でケーキを焼いて、コーヒーを淹れてカフェ営業したり、旅人コミュニティでイベントを企画したり、そしていまこうして門前日誌を書いている。 本業はなんなの

風習とか,習わしとか #日光門前に暮らす #71

髙橋広野です.帰路,大家さん宅から電話が. 「十三夜だから、おこわ取りにおいで〜。」と. もうそんな時期だったのか〜…. あれ,十三夜ってそもそもなんだっけか…. 正直この言葉を聞くまですっかり頭になかった.世間で十三夜を気にしている人はどれだけいるんだろう. 風習とか習わしとか,そんなものが暮らしからすっかり抜け落ちてしまっている. やれ正月や〜,やれお盆やクリスマスや〜.長期休暇に絡んだり、商業的広告だらけのイベントごとは,嫌というほど耳にする. でもそこから

しばらくご無沙汰な桜の木と #日光門前に暮らす #70

髙橋広野です。先週末は埼玉。今週末は福島。なんだか日光にいなさすぎる今日この頃。でもまあ最近に限ったことではなく、もうずっとこんな日が続いているのですが。(ちなみに来週末は東京です。) こんな素晴らしい場所に住んでいるのに。夜帰ってきて寝てるだけ。 夜はいまとにかく気持ちが良くて。空には満天の星、窓からは優しいそよ風、BGMには表現豊かな虫のコンサート付きで、もうとにかく癒しなのです。 でもそんな一瞬だけだと、やっぱりなんだかとてつもなく勿体無い。 桜は春が華。とはい