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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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2021年9月の記事一覧

日光移住3ヶ月目 #日光門前に暮らす #19

髙橋広野です.日光門前に暮らす.3ヶ月目を終えて. ■2021年09月 9月も相変わらず宇都宮と日光を行ったり来たりする毎日.なかなか日光にいる時間を作れず,この月は1日日光に入れたのはたった一度だけ.とはいえ,行く先々でも日光につながる出会いがあり,勝手に感動していた. この存在は知らなかった.ゆえに激しく胸を打たれた.何も知らずにここにたどり着いてしまったのは偶然か必然か. 日光といえど,すべてが日光で完結するわけではない.地域にはそれぞれ地域の誇る知恵や技術があ

日光を知る書籍 #日光門前に暮らす #18

髙橋広野です.大学院時代,日光で研究をしていたとは言えど,日光については知らないことだらけ.移住して早3ヶ月が経とうとするも,まだまだ日光を知らない.日光をもっと知りたいのでおすすめの書籍を募集してます. ■研究時代の参考書籍 研究資料としてかなり参考にした書籍.東町の成り立ち・変遷についてもかなり分析的に記述されており,現代まで追いかけてみるとワクワクする. 街道沿いの集落の民家に焦点を当てた研究書.民家一戸一戸の間取りの記録が面白い.研究でもリサーチ時の建物の間取り

思い出を浸る

こんばんは。 なにかと昔の風景は、とても綺麗にみえます。家族・友人・町、その時は当たり前だったけど、思い返すとどれも大切な風景です。 観光地である私の故郷にも大切な風景がたくさんあります。 こんな風景を残しつつ、新しく塗り替えるようなことができたらな。 ハナレグミさんの「家族の風景」 とても好きな曲ですが、これを聞くといつも思い出すのが 学校帰りに祖母がキッチンにたってる風景。 祖母もいつも「七時には帰っておいで」と言っていたなあ、、とひたひた。 NPO法人日

長野と日光 #日光門前に暮らす #17

髙橋広野です.日光門前と同じく門前町と呼ばれる長野門前に来ています.門前町とはいえ,様々な状況が共通していたり,異なっていたり.暮らしてみて感じている日光門前と比較しながら街をぶらつきました. ■ながの門前まちあるきに参加. 遊休不動産活用事業をに取り組む「ながの門前まちくらしたてもの案内所」が主催する「ながの門前まちあるき」の活動に参加した.今回は「城山てくてく実験映像ラリー」と題し,映像作家を講師に参加者にそれぞれ街で動画を撮影してもらい,最後に合成して一つの作品とす

ふるさとの山はありがたきかな

はじめまして、日光門前まちづくりの小池です。 日光生まれ、日光育ちの日光人が、日光門前の日々を、「門前日誌 -見る、言う、聞く-」に徒然なるままに綴ります。 これが日光だよ!と感じる風景。荘厳な社寺、豪快な華厳の滝、朱に染まる奥日光…などなど、これらのどれもが日光を代表する景色であることに異論はないでしょう。 ただ、私にとって日光の風景と言えば、何といっても、やはりこの男体山が見える風景。 「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」 進学で日

高山と日光 #日光門前に暮らす #16

高橋広野です.険しい山々に囲まれた城下町,飛騨高山.日光から離れた岐阜の地で,日光に出会った. ■1/10スケールの日光東照宮超精巧模型 高山市北部にある1600年ほど前から続く神社,櫻山八幡宮.秋の高山祭(八幡祭)の例祭の場所として,多くお参拝客で賑わう.そんな櫻山八幡宮に立ち寄りると,「桜山日光館」と書かれた立て看板が目に入った. 「日光」は,ほんとうに「日光」を指すのか? わけも分からずなかに入ってみると,そこには1/10スケールの日光東照宮超精巧模型が展示室全

尾道と日光 #日光門前に暮らす #15

高橋広野です.たまたま訪れた尾道で,たまたま泊まった宿で,たまたま紹介された場所に向かったら,なぜか日光に辿り着いた. ■西の日光東照宮、耕三寺 広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」. この日は,レンタサイクルでしまなみ海道を渡り,尾道から生口島を目指した.目的地は「耕三寺博物館」.泊まった宿の宿主が「ぜひ何も調べずに行ったほうがいい」とのことだったので,とりあえず地図だけを頼りに向かってみた. そこで見たのは,どこかで見覚えのある景色. 「孝養門」と名